ピースあいち・メールマガジン 第160号

2023.03.25

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 ピースあいち・メールマガジン         [第160号]  2023/3/25
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先日、ピースあいちの仲間たちと長野県阿智村の満蒙開拓記念館に行っ
てきました。当館とは記念館が開館準備をしている頃からのおつき合い
なのです。今回の目的は、明日まで開催している「一九四六」という旧
満州葫蘆(ころ)島からの日本人の引揚げを描いた群像絵画を観ること。
記念館の開館10周年と飯田日中友好協会60周年を記念して開催された企
画展です。中国人の画家・王希奇(ワン シー チー)氏による絵画は縦
3メートル、横20メートルの大作で、セミナールームにコの字型に置かれ
ていました。色彩はモノクロにベージュ。引揚げの過酷さはもちろん、
満州に送り込まれた27万人それぞれの体験や、帰国者のこれからの人生
が思い浮かんでくるものでした。戦争とはどんなものかを忘れないため
に、地道な戦争体験の継承活動と平和を願う民間交流が続けられていま
す。ピースあいちでも名古屋空襲に関する企画展「地図と写真で見る名
古屋と戦争」が始まりました。ぜひご来館ください。    (赤澤)

☆今月号の内容***************************************************

◆お知らせ・催し物
◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」によせて 
 ◆会場で謎を解いてみませんか!
 ◆私達の街も爆弾で破壊された
 ◆情報コントロールの「成果」だった地図
◆名古屋空襲から78年、名古屋空襲犠牲者追悼の夕べを開催しました          
◆愛知県・名古屋市平和学習支援事業に取り組んで             
◆ボランテイア全体会、4年ぶりに開催                      
◆「平和学習展2023」の開催、そして次へ                   
◆連載15「日本国憲法を学びなおす」                       
◆所蔵品から◆資料ナンバー1449「信号ラッパ譜全集」 の話

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◆お知らせ・催し物
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催し物
◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」
  と き 開催中~5月6日(土)
      11:00~16:00
      休館日 日・月曜日、
  ところ ピースあいち3階展示室

 ★「開館16周年 ピースまつり」 
  と き 5月6日(土) 11:00~16:00 入館無料
  ピースあいちは2007年5月4日、多くの市民のみなさんのお力
  開館し、今年16年を迎えます。ステージ企画や展示ガイドなど
  お楽しみいただきたいと思います。
 ステージ企画プログラム
 11:00-11:30 ピアノ演奏・辻井麻伽さん 
           人気のジブリ曲などの5曲
  11:30-12:00 常設展示ガイド 
  13:30-14:00 ピースあいち朗読の会オリーブによる朗読
         「ウクライナから来た少女ズラータ16歳の日記」
                  など5作品
  14:00-14:30 企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」展示ガイド 
  15:00-15:30 ビ─トルズ世代の渋井さんが歌う「LOVE&PEACE」 
                      ゲスト/平田さん、岡田さんほか

お知らせ
 ★ピースあいちの会費やご寄付を、オンライン(クレジットカード)決済で
  ご協力・ご支援いただけるようになりました。
 https://congrant.com/project/peaceaichi/3911

★野間美喜子遺稿集『向日葵(ひまわり)は永遠(とわ)に 平和憲法一期生の八十年』
 が刊行されました。

(↓詳しいお知らせ・これからの催しはこちらから)
https://peace-aichi.com/

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◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」によせて◆
 会場で謎を解いてみませんか!
                     運営委員  金子  力
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デジタルの地図では絶えず更新されて最新情報が反映されるので大変便
利です。紙の地図では作成された時点で情報が止まっているので、最新
の情報を知ることはできません。しかし、過去の歴史を知る史料として
の価値があります。昭和に発行された当時の地図で消されたり、改描さ
れた具体的な施設を探しに、開催中の企画展「地図と写真で見る名古屋
と戦争にぜひお越しください…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-6-1.html

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◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」によせて◆
 私達の街も爆弾で破壊された
                   ボランティア  浅井 和子
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3月7日からピースあいちで開催されている企画展「地図と写真で見る名
古屋と戦争」の展示室の一角に戦後、GHQの文民スタッフとして日本に滞
在したモージャーさんの写真が展示されています。モージャーさんの写
真を初めて見た時、彼はどんな道を歩いて写真を撮ったんだろうと想像
しました…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-6-2.html

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◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」に寄せて◆
 情報コントロールの「成果」だった地図
      平和のための戦争メモリアルセンター理事  西形 久司
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今回の企画展は、金子力さんの長年の蓄積、というより飽くなき追究の
成果をひとところに結集させたものです。地図の変遷を追うことにより、
一つの都市と戦争との関わりを実証的に解明するという試みは、とても
画期的なものです。また、米軍地図との対比は、全国的な空襲研究とい
う点でも、新生面を切り開いてみせたものであり、近年増えてきた地図
を手がかりにした研究という面でも、実証的なケース・スタディの一つ
の到達点であるといえます…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-6-3.html

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◆名古屋空襲から78年、名古屋空襲犠牲者追悼の夕べを開催しました
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3月は、戦時下、名古屋市街地への米軍の空襲が最も激しかった月です。
ピースあいちでは毎年この時期、いろいろな角度から「名古屋への空襲」
を取り上げ企画展を開催し、あわせてピースあいち前庭の平和地蔵前で
空襲犠牲者追悼の夕べを行ってきました。今年の追悼の夕べは、3月11日
(土)午後4時から開催しました…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-7.html

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◆愛知県・名古屋市平和学習支援事業に取り組んで      
                    運営委員  吉岡 由紀夫
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ピースあいちは,愛知県・名古屋市から平和学習支援事業の委託を2009年
から受けており13年目(1昨年度はコロナ禍のため実施せず)を迎えました。
本年度も、語り手・語り継ぎ手が県内11校の小学校・中学校へ出向き、戦
争体験のお話をしてきました…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-8.html

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◆ボランテイア全体会、4年ぶりに開催
           ボランテイア(ボランティア班)  吉田  稔
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ボランテイア全体会が3月11日、ピースあいちで開かれました。コロナ禍
の影響もあって4年ぶりの開催でした。今回の会は、久しぶりの開催だった
こともあり、30人を超す参加がありました。特徴的だったのは、過去一年
間に入会した人が参加者の半分以上を占めたことです。その中には母親と
一緒にきた高校2年生もいて、希望は「語り継ぎをしたい」とのことでした。
また東京空襲と岡崎空襲を体験したという86歳の方は「これからは戦争体
験の語りをしていきたい」と意欲を見せていました…。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-9.html

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◆「平和学習展2023」の開催、そして次へ
             山県市歴史民俗資料館 館長  岡山 敏明 
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岐阜県山県市は、今年度も平和学習展を開催しました。令和2年度以来3年
目となります。いずれの年度も、「ピースあいち」様より、当時の現物の
資料や作成されたパネルを拝借しました…。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-10.html

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◆連載15「日本国憲法を学びなおす」
 「朝、目を覚ましたら憲法が…国家緊急権」        野間 美喜子
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世界のあちこちで不穏な出来事が続く昨今、「国家の有事に備えなければ」
という声が強まるのは、ある意味自然なことかもしれません。しかし、他
国の混乱や苦悩に乗じるかのように不安を煽って、権力の都合が良い形に
改憲を企てるのは卑怯ですね。今月は、議論の俎上に乗せられようとして
いる「緊急事態条項」を考えるため、1984年刊行の『負けるな日本国憲法』
からご紹介します。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-11.html

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◆所蔵品から◆資料ナンバー1449「信号ラッパ譜全集」 の話
                                    資料班
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今月は「信号ラッパ譜全集」をご紹介します。小さい冊子で、縦が約13
センチメートルです。
1941年、白眉社の発行です。白眉社は、歌集や楽譜を出している出版社です。
同じような号令でも、陸軍と海軍でどう違うのか、比較してみました。
中には、現在でも馴染みのあるメロディーも出てきます。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202303/vol_160-5.html

詳しい画像はこちらからどうぞ。
https://peace-aichi.com/pdf/20230321_shingourappa.pdf

ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどうぞ。
https://peace-aichi.com/objects/

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