ピースあいち子ども企画展「戦争の中の子どもたち」「戦争と動物たち」 (2023/10/3~11/25)

2023.09.15

「戦争の中の子どもたち」
 ピースあいちが所蔵する実物資料やパネル展示を通して、戦時下の子どもたちのくらしや学校教育の様子を紹介します。

 

 

「戦争と動物たち」
 戦争末期、ほとんどの動物園では動物たちが軍の命令で殺されました。しかし、東山動物園では当時の園長らの必死の努力の結果、ゾウ2頭が生き延びることができました。

  犠牲になったのは、動物園の動物たちだけではありません。犬や猫など身近な動物たちも、殺され、毛皮や食用にされました。

 

 

特別展

「戦争で親をなくした子どもたち―戦争孤児を知っていますか」  
 78 年前に終わったアジア太平洋戦争では、数多くの子どもたちが両親をなくし、戦争孤児になりました。世界では、今も、爆弾が落とされています。世界で戦争がある限り、孤児になる子がいるのです。今回の特別展示が、「戦争孤児」について「知る」機会になることを願っています。

 

 

 

◆2階の映像コーナーでは

紙芝居「いのち」と、橋本克己さんの「満州からの引き揚げ」体験

を上映します。

 

紙芝居「いのち」 (作:平田和香 絵:堀部美奈子)

 1973年の初夏、愛知県北設楽郡の山あいに住む女性が、中国チチハルから二つの石を持ち帰りました。家族で満州に渡り、栄養失調で亡くなった、子どもの兄弟の魂が宿った石です。女性が開拓団員の体験と、国策で移民が進められた時代背景を石に語りかけ、物語は進みます。

 

 

 

橋本克己さんの「満州からの引き揚げ」体験

橋本さんは1935(昭和10)年9月27日生まれの現在88歳。小学生になる前に、「東三河郷満蒙開拓団」として、家族と満州(中国東北部)に渡りました。そこでの生活はどんなものだったのでしょう。中国で敗戦を迎え、どのようにして、いつ、日本に帰ってこられたのでしょう。小学4年生が体験した戦争のお話です。

 

 

チラシはこちらから

 

 

開催期間 2023年10月3日(火) ~ 2023年11月25日(土)
開催場所 3階展示室
入場料 入館料でご覧いただけます。
関連企画 秋の朗読会 10月21日(土)13:30~14:30
 ピースあいち朗読の会「オリーブ」
 1階交流の広場 入館料のみ
  凧になったお母さん・戦争孤児の記憶  他
 〈要予約〉TEL052-602-4222 定員30名