ピースあいち・メールマガジン 第128号

2020.07.25

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 ピースあいち・メールマガジン         [第128号]  2020/7/25
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今年はまだ梅雨明けしませんね。新型コロナウイルスも感染が拡大して
いて油断できません。ピースあいちもサーキュレーターと扇風機を階ご
とに新しく備えるなど、さらに対策を進めています。
毎年行ってきた「夏の特別企画展」は中止。また好評の「夏の戦争体験
語りシリーズ」も、たくさんの方に集まっていただくことができないた
め、双方向のオンラインで3日間だけ「夏の戦争体験を聴くシリーズ2020」
として開催することにしました。初の試みなのでいろいろ心配もあります
が、発見もありました。
HPとツイッターでの参加者募集に対し、申し込み第一号は福井県の小学生。
愛知のほかに、東京、山梨からも参加申し込みが来ています。ネットが
場所を超えるのは当然ですが、それほどまでに、戦争体験者のお話が貴重
なものになっているということです。
ピースあいちは「戦後75年プロジェクト」の一つとして、「戦争体験の
語り継ぎ手 ボランティアの研修」プロジェクトを進めています。今号掲載の
チームリーダーの思いを、ぜひお読みいただけたらと思います。(赤澤)

☆今月号の内容***************************************************
◆お知らせ・催し物
◆戦後75年目の夏に◆迫る炎の中、逃げまわった空襲体験を語り続けて
◆「戦争体験の語り継ぎ手ボランティア」に参加しませんか
◆大垣に大型爆弾が落とされた日
◆島田市での調査と継承の取り組み
◆この夏、「あとかたの街」がテレビ番組に!
◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
◆所蔵品から◆

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◆お知らせ・催し物
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お知らせ
★オンライン「夏の戦争体験を聴くシリーズ2020」参加者を募集しています。
 実施日 8月8日(土)・8月9日(日)・8月10日(月祝)

★戦後世代による語り継ぎ手 ボランティアを募集しています。
 募集中~9月20日(日)まで

★戦争体験を募集しています。
 募集中~12月31日(木)まで 

催し物
◆企画展「模擬原爆パンプキン-市民が明らかにした原爆投下訓練
 と き 開催中~8月29日(土) 
 ところ 3階展示室

◆15歳の語り継ぐ戦争─金城学院中学生の平和新聞
 と き 開催中~8月29日(土)
 ところ 2階プチギャラリー

(↓詳しくはこちらから)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-1.html

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◆戦後75年目の夏に◆迫る炎の中、逃げまわった空襲体験を語り続けて
                ピースあいち語り手の会 澄谷 三八子
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昭和20年5月17日、名古屋市南区一帯を焼きつくした空襲の夜。気がつけば
あたりは火の海の中、母は弟を背負い三人の子どもの手を引いて逃げまわり
ました。戦後75年経った今も、私にとって遠い昔のことではないのです。
当時私は7歳。忘れたくても、あの日の光景は鮮明に覚えていて忘れられない
からです…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-2.html

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◆「戦争体験の語り継ぎ手ボランティア」に参加しませんか
             語り継ぎ手研修チーム リーダー 熊本 典生
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ピースあいちには、貴重な体験の記憶や記録がDVDや書簡など様々な形で残
されています。体験者本人のようにその記憶、傷跡を他の者がたどること、
語ることには大きな責任が伴います。その書かれた言葉や絞り出すように
語る肉声の数々に込められた願いを受け止め、次の世代に伝えられるのは、
今に生きる私たちの生きた言葉でなければならないと考えています
語り継ぎ手に必要なものは、体験者の方々への敬意と平和を願う強い思いで
す。ピースあいちで一緒に語り継ぎ手ボランティアとして活動してみませんか。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-6.html

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◆大垣に大型爆弾が落とされた日◆
  企画展「模擬原爆パンプキン-市民が明らかにした原爆投下訓練」によせて
                     空襲体験を語りつぐ大垣の会  事務局長  高木正一
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太平洋戦争末期、大垣は、6回の空襲を受けています。7月24日には大型爆弾
(模擬原爆パンプキン)の投下、29日には焼夷弾による、大垣としては一番
大きな空襲の被害に遭っています。大垣では、毎年、この一番大きな空襲に
近い日曜日に「空襲体験・戦争体験を語りつぐつどい」を開催しています…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-7.html

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◆島田市での調査と継承の取り組みー◆
  企画展「模擬原爆パンプキン-市民が明らかにした原爆投下訓練」によせて
                      元島田樟誠高校(当時校名は島田学園高校)教員
                                 土居 和江・小屋 正文・小林 大治郎
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島田市扇町にパンプキン爆弾が投下されたのは1945年7月26日朝のことだった。
1発の爆弾のために、即死者35人・重傷から死に至った人14人と記録されて
いる。そのほかにも苦しみを抱え続けて長い戦後を生きた人たちがいた。
この1発の爆弾が原爆投下訓練のためのものだったと私たちが知ったのは、
1991年のことだった…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-8.html

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◆この夏、「あとかたの街」がテレビ番組に!
                       運営委員 熊本 亮子
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ピースあいちではおなじみのマンガ家 おざわゆきさんの著作『あとかたの
街』が、8月14日(金)夜9時59分からNHK BSプレミアム『ドラマ×マンガ
「あとかたの街~12歳の少女が見た戦争~」』で放送されます。以前から、
ドラマか映画になるといいのにとスタッフで話していたので、このとびっき
りの知らせに「おおっ!」と沸き立ちました。戦後75年になる今年の夏は、
名古屋空襲を生き抜いた主人公あいちゃんのストーリーを、もう一度手元に
引き寄せてみませんか…。

(↓全文はこちらから)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-10.html

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◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
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近くにこんな貴重な施設が存在していることをあらためて認識しました。
一般的に太平洋戦争とか第二次世界大戦とか言っているが、ピースあいち
では15年戦争と説明していることの意味を深く理解しました。そもそも
この戦争は1931年9月18日の柳条湖事件から始まったのですから。納得です。
模擬原爆パンプキンが7月26日、名古屋の八事日赤の交差点あたりにも投下
されていたことを知り、背筋がゾクッとしました。しかも8月14日には春日井
と豊田にも。その他、平、富山、四日市などに同じ場所に日にちを替えて
2度までも投下し、しつこく投下訓練をしていたなんて。戦争の恐ろしさ!!よ。
(82歳女性)

(↓全文はこちらから)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-11.html

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◆所蔵品から◆ 資料ナンバー9443 『冬季陣中必携』の話
                                    資料班
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7月も終わりに近づき、暑くなってきました。
今月は、「寒い時の備え」をご案内してみようかと思いました。
「昭和十六年十一月 関東軍司令部」発行の、『冬季陣中必携』です。
服装の注意、行軍・幕営の時の注意、「ペーチカ」を使うときの注意、
凍傷の予防など、ご覧ください。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202007/vol_128-5.html

詳しい画像はこちらからどうぞ。
http://www.peace-aichi.com/pdf/20200723_toukijinchuu.pdf

ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどうぞ。
http://www.peace-aichi.com/objects/