ピースあいち・メールマガジン 第170号

2024.01.25

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 ピースあいち・メールマガジン         [第170号]  2024/1/25
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新年から、能登半島地震、航空機事故、ウクライナやガザその他の地域
の武力闘争、政治の劣悪化の露呈など、気の滅入る報道ばかりで、「お
めでとう!」と、素直に言えなくて辛かったのは私だけではないでしょ
う。ピースあいちを支えてくださっている多くの方たちが望んでいるの
は、「日本が二度と戦争する国にならないこと」。そのために、資料館
としてできることを考え、実践していく年にしたいと強く思った年の初
めでした。本年も、よろしくお願いいたします。      (赤澤)

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☆今月号の内容
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◆お知らせ・催し物
◆2024年の年頭にあたって
◆第11回寄贈品展に寄せて
◆蓄音機で聞く 戦前・戦後の歌謡曲~検閲とは何だったか~
◆ピースあいち常設展・展示解説英語版への道 その1
◆バイリンガルプロジェクトに参加して
◆ピースクリスマスコンサート
◆戦後名古屋にGHQの家族として住んでいた時の家を探す
◆ボランティア雑感◆スリランカでの出会いから
◆所蔵品から◆

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◆お知らせ・催し物
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催し物

◆第11回寄贈品展「戦争が遺(のこ)したモノたち」 
  2022年6月から2023年6月までに寄贈された資料を中心に262点を展示
    します。
   と き ~2024年2月24日(土) 開催中
        11:00~16:00(最終日は15:00まで)
      ところ 3階展示室

  ★関連イベント 「寄贈品展トークイベント 寄贈品から見えてくるもの」
   と き 2024年1月27日(土) 13:30~15:00
   ところ 1階交流のひろば
   お 話 寄贈者・青柳清子さん
       (空襲で亡くなった叔母の市三高女時代の日記から)
       ピースあいち資料班 安藤正幸さん
       (寄贈品から見える海軍生活)
       愛知学院大学文学部歴史学科准教授 広中一成さん
       (米国からの寄贈品)

  ★関連イベント 蓄音機で聞く戦前・戦後の歌謡曲
   と き 2024年2月10日(土) 13:30~
   ところ 1階交流のひろば
   大衆に親しまれた曲が発禁になっていったのはなぜか(解説付き)
   予定曲 ・戦前で検閲が厳しくなかった頃のジャズソング
       ・戦中の検閲で発売禁止または制限された歌曲  
       ・戦後の開放感あふれる歌曲

◆「現代に生きる私たちが、22世紀の中学生に送るメッセージ
  ─神丘中学校3年生─」
   と き 2024年1月16日(火)~3月30日(土)
   ところ 2階プチギャラリー
   2023年7月、名古屋市立神丘中学校の3年生165人が未来の中学生に
   むけて書いたメッセージ。A41枚にびっしりと書かれた165通のメ
   ッセージには、今を生きる子どもたちの平和への率直な思いが綴ら
   れています。

★常設展示英語版公開記念
 交流会「TRY & TALK それぞれが考える戦争と平和」
   と き 2024年3月9日(土)13:30~15:00
   ところ 1階交流のひろば、2階常設展示室
   ピースあいちは常設展示の英語翻訳に取り組んでいます。
   館内Wi-Fiを利用して、スマホやタブレットで英語版の展示を読み
   取っていただくというものです。
   英語版展示の公開にあたって、以下の要領でご希望の方、
   先着50名を無料ご招待いたします。英語版常設展示を体験していただき、
   それぞれが考える戦争と平和について話し合いましょう。
   〇お申込み
    以下のフォームからお申込み、
    https://peace-aichi.com/events/event/try-talk-jp/
    または電話・FAX(052-602-4222)でお申し込みください。 

◆企画展「名古屋空襲を知るー平和の日制定に寄せて」
   と き 3月12日(土)~5月18日(土)(最終日は15:00まで)
   ところ ピースあいち3階展示室

★名古屋空襲から79年~犠牲者追悼の夕べ
   と き 3月23日(土)16:00~17:00
   ところ ピースあいち1階交流のひろば・(前庭)平和地蔵前
   第1部 「杉山千佐子さんの1945年3月25日の空襲体験
         ~失ったものと未来へ伝えたいこと~」
       語り継ぎ 石川薫さん
   第2部 ともし火法要

お知らせ

★ピースあいちの会費やご寄付を、オンライン(クレジットカード)決済で
ご協力・ご支援いただけるようになりました。
https://congrant.com/project/peaceaichi/3911

(↓詳しいお知らせ・これからの催しはこちらから)
https://peace-aichi.com/

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◆2024年の年頭にあたって
                  ピースあいち館長  宮原 大輔
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地震、事故、火事と厳しい年明けとなりました。被災された方々に心から
お見舞を申し上げます。今年はピースあいちが設立されて17年目を迎えま
す。コロナ禍の3年間で来館者が大幅に減少しましたが、ようやく回復す
る兆しも見えています。常設展の改善に取り組み、一昨年来展示の英語翻
訳を進めて、館内Wi-Fiを使って展示の英語表記が読めるようになります。
企画展やイベントもいろいろと計画して、皆さんの来館をお待ちしていま
す…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-6.html

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◆遺品、寄贈者の思いを聞きながら…◆第11回寄贈品展に寄せて
                   ボランティア  土井 亜由美
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第11回寄贈品展が昨年12月5日から始まりました。私は今回、初めて資料
班の一員として寄贈品展に参加しました。資料班のメンバーは、それぞれ
が担当した寄贈者から寄贈品にまつわるエピソードを聞き、それらをもと
に目録を作成します。寄贈者の寄贈品に対する思いやご家族の思い出を聞
くたびに、感慨深くなりました。ピースあいちで大切に保存し、多くの方々
に見て感じていただきたいという気持ちが強くなりました。私が担当した
寄贈者の一人である青柳清子さんの寄贈品は…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-7.html

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◆蓄音機で聞く 戦前・戦後の歌謡曲~検閲とは何だったか~◆
  第11回寄贈品展「戦争が残したモノたち」展 関連企画
                     SP倶楽部  井上 雅紀
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「歌は世につれ、世は歌につれ」と言いますが、はたして本当にそうで
しょうか?昭和16年の開戦で本格化した戦争ですが、それ以前からすで
に一般市民の生活は様々な統制・検閲を受けていました。レコードが検
閲を受けるようになったのはかなり早く昭和9年からです。2月10日(土)
の「蓄音機で聞く 戦前・戦後の歌謡曲」では、この時代の歌曲をSPレコ
ードで鑑賞していただきます。(解説付き)…。

(↓こちらから)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-8.html

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◆モノリンガルによるバイリンガル・プロジェクト◆
  ピースあいち常設展・展示解説英語版への道 その1
                    当NPO理事  西形 久司
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翻訳とは単に別の言語に置き換えていく作業ではない。今回このプロジェ
クトに携わっていて痛感したのは、英語以上に日本語について、さらには
日本の文化や社会の仕組みについて──とくに今回は歴史的事実について
──しっかりしたバックグラウンドを持っていないと、まともな英訳はで
きないということであった。これはけっこう新鮮な発見であった…

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-9.html

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◆バイリンガルプロジェクトに参加して
                  ボランティア  近藤 世津子
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「ピースあいち バイリンガルプロジェクトに参加しませんか」とのお
誘いをいただき、「私のサビついた英語力で勤まるだろうか」と不安を
覚えながらメンバーに加えていただきました。今回の作業をする中でい
かに過去の出来事を正しく深く理解できていなかったかを痛感し、改め
て歴史を学ぶ大切さと「日本語」について再認識することが多々ありま
した…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-10.html

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◆ピースクリスマスコンサート 12月17日 
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名古屋二期会アンサンブル研究会によるコンサートが4年ぶりに復活しま
した…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-11.html

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◆戦後名古屋にGHQの家族として住んでいた時の家を探す
                   元ボランティア  笹井 裕子
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私はピースあいちができてすぐの頃、1年ほどボランティアで参加していま
した。日本の戦争の歴史は学校で習ったはずなのに全然理解ができておらず、
ピースあいちで学びなおし、その後、国内外の戦争史跡を見てまわりました。
それから年月が経ち、2023年9月に英語ガイドをしているお友達から戦争中
に三菱の工場だったところを見たいというアメリカ人のおじいさんがいる、
と相談を受け、ピースあいちで学んだことが役に立てるかもしれないと協力
することになりました…。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-12.html

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◆ボランティア雑感◆スリランカでの出会いから
                    ボランティア  土井 結月
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私がピースあいちのボランティア活動を始めたきっかけは、ピースあいち
でボランティアをしている母からの話を聞いて、興味を持ったからです。
ピースあいちでは、常設展示の解説等を多言語化するというバイリンガル
プロジェクトに参加しています…。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-2.html

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◆所蔵品から◆資料ナンバー10326
 小冊子「一日一銭献金運動経過並 陸軍機命名次第報告書」の話
                                    資料班
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第11回寄贈品展 戦争が遺(のこ)したモノたち の展示期間も残り1か月、
2月24日までです。(最終日は15:00までです)
今月は展示資料から、「一日一銭献金運動経過並 陸軍機命名次第報告書」
をご紹介します。1日1銭ずつお金を集めて、飛行機を献納しよう、という
運動の報告書です。
陸軍に贈られた飛行機は「名古屋隣組号」と名づけられました。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202401/vol_170-5.html

詳しい画像はこちらからどうぞ。
https://peace-aichi.com/pdf/20240122_1nichi1sen.pdf

ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどうぞ。
https://peace-aichi.com/objects/

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