ピースあいち・メールマガジン 第159号
2023.02.25
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ピースあいち・メールマガジン [第159号] 2023/2/25
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広島市の教育委員会が、漫画『はだしのゲン』を平和教育の教材か
すと決めました。子どもをめぐる社会状況の描写が現代にそぐわな
ら、というのが理由の一つであるようです。しかしながら、歴史に
ということは、もともと違う時代背景の中の、それでも普遍的な人
営みから教訓を汲み取る行為のはずです。当館の展示も、伝え方見
をアップデートしながら、どんな世代の心にも届くように工夫を続
ゆきます。 (下方)
☆今月号の内容***********************
◆お知らせ・催し物
◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」
◆寄贈品展関連イベント◆
「トーク・トーク 遺品と向き合うということ」に参加して
◆6月のお雛様 ─沖縄県南城市立百名小学校6年生の取り組みー
◆語り手の体験を絵に描く機会をえて
◆高山孝子さんの戦争体験を聞いて
◆連載14「日本国憲法を学びなおす」
◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
◆所蔵品から◆
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◆お知らせ・催し物
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催し物
◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」
と き 3月7日(火)~5月6日(土)
11:00~16:00(最終日は15:00まで)
休館日 日・月曜日、
ところ ピースあいち3階展示室
尾張藩の城下町であった名古屋は明治に入って大きな変化を遂げて
きます。明治から昭和にかけて発行された地形図や民間でつくられ
図を見ていくと、そこには軍隊施設、軍需工場など日本の戦争に関
施設がつくられ増殖していく姿が見えてきます。ところがあるとき
突然、実在する施設が戦争に備えるためということで地図上から消
てしまいます。そして名古屋の市街地そのものが1945年8月ま
てしまいました。
明治から昭和の前半に作成された日本の地図と米軍撮影の空中写真
米軍作成地図などを通して「名古屋と戦争」についていっしょに考
みませんか。
★関連イベント 「名古屋空襲から78年~犠牲者追悼の夕べ」
3月11日(土)16:00~17:00
第1部 名古屋空襲体験語り継ぎ 「熱田空襲」
お話 田中玲子さん(ピースあいち語り継ぎ手の会)
ピースあいち1階 交流のひろば
30席予約制(事前予約が必要です。TEL. 052-602-4222)
第2部 ともしび法要
ピースあいち前庭平和地蔵前
◆開館16周年ピースまつり
5月6日(土)11:00~16:00 入館無料
お知らせ
★ピースあいちの会費やご寄付を、オンライン(クレジットカード
ご協力・ご支援いただけるようになりました。
https://congrant.com/project/p
★野間美喜子遺稿集
『向日葵(ひまわり)は永遠(とわ)に 平和憲法一期生の八十年』
が刊行されました。
(↓詳しいお知らせ・これからの催しはこちらから)
https://peace-aichi.com/
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◆企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」◆3月7日から開催
運営委員 金子 力
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今回の企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」は、地図と空中写
名古屋と戦争をたどる企画です。戦時中作られた名古屋市街地図か
古屋城内にあった軍施設や兵器工場がすべて消えてしましました。
あったのでしょう…。
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆寄贈品展関連イベント◆
「トーク・トーク 遺品と向き合うということ」に参加して
ボランティア 高橋 よしの
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2007年に始まった寄贈品展は、今回は第10回で「つなげてい
願い」というタイトル。1月28日に初めての試みとして「遺品と
ということ」というイベント企画を実施しました。それは、遺品を
れ、保存する「ピースあいち」の資料班と、遺品をもとに「17歳
た大叔父の戦争を語り継ぐ」小澤美由紀さん(ピースあいち語り継
ボランティア)と、日中戦争の研究を行っている広中一成さん(愛
院大学准教授)の三つ視点から話してもらいました。遺品に向き合
なる立場の方が出会うことで何が見えてくるのか、楽しみな機会で
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆6月のお雛様 ─沖縄県南城市立百名小学校6年生の取り組みー
ピースあいち語り継ぎ手の会(リボン)代表 中村 桂子
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「元日本兵の父・日比野勝廣の沖縄戦」を語り継いでいます。昨年
沖縄県の南城市にある百名小学校を訪れたとき、お雛様が飾られて
した。「校長先生!どうして6月にお雛様を飾るのですか」と、子
ちが不思議そうな表情で6月のお雛様を見つめていました。もとも
には、お雛様を飾るという風習はありません。その沖縄で、6月に
が飾られていました…。
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆語り手の体験を絵に描く機会をえて
街の絵かきさん まがたきよこ(鎌倉市在住)
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このたびはご縁があって、ピースあいちで戦争の語り部活動を行う
高山孝子さんの体験を絵に描く機会を頂きました。ピースあいちで
ンティアをする大学の先輩が、初夏江の島近くの私宅まで足を運び
ご要望の主旨を伝えてくれました。10月初旬に制作を開始しまし
鉛筆での下書きに高山さんから家具や窓の数、庭の野菜の配置や、
の前の植え込みなど、一つ一つ具体的な指摘をいただきながらの制
した…。
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆高山孝子さんの戦争体験を聞いて
扶桑町在住・まがたさん友人 山口 左知男
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1月24日、ピースあいちで高山孝子さんが来館中の中学生を前に
を語る機会にお話を聞くことができました。高山さんのお話からい
な学びをいただきました。大学時代の仲間に誘われ、企画の意味も
解せぬままピースあいちを訪れた私でしたが、大きなものをいただ
ることができました。友人間賀田さんの苦労や配慮のこめられた素
い紙芝居絵の数々にもじかにふれることができ、充実の1日でした
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆連載14「日本国憲法を学びなおす」◆
小さな島国の宝物~日本国憲法の話をしよう。その7 (2003年)
野間 美喜子
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これまで6回にわたって連載してきた『小さな島国の宝物~日本国
話をしよう』は、今月が最終回です。原稿が書かれた2003年か
憲法の理想を掲げながら現実をどう捉えるか。「今こそ」という決
色褪せていません。
(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/pi
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◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
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大学で博物館学芸員課程を取っており、資料の扱いについてのお話
かがいでき大変勉強になりました。ウクライナ・ロシア間の侵略戦
年になります。今日のお話を聞いて、世界で“今も戦争に苦しむ罪
が”いることに心を寄せ、アジア太平洋戦争だけでなく様々な戦争
に関心をもち、心にきざもうと思いました。(23歳女性)
(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/pi
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◆所蔵品から◆資料ナンバー705その他 まんが「決戦兄弟」 の話
資料班
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今月ご紹介したいのは、内閣の情報局編集のグラフ誌「写真週報」
されたまんが「決戦兄弟」です。
作者は横山隆一です。
昭和19年(1944年)に写真週報で連載されました。戦況や社
国民の暮らしの様子などを漫画から垣間見ることができます。
(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/pi
詳しい画像はこちらからどうぞ。
https://peace-aichi.com/pdf/20
ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどう
https://peace-aichi.com/object
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