ピースあいち・メールマガジン 第157号
2022.12.25
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ピースあいち・メールマガジン [第157号] 2022/12/25
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当館が毎年この時期に行う「寄贈品展」が、個人的にとても好きで
誰もいない展示室には、物言わぬ色褪せた品々が並んでいて、
「戦争が無かったら、もっと違う人生があったのに」
「戦争が無かったら、こんな悲しい別れ方をしなくて済んだのに」
「平和な世の中で自由に生きたかった」
「本当の自分を表現してみたかった」
・・・そんなふうに、持ち主だった人たちの心情が想像され、
胸がいっぱいになるのです。
2022年のピースあいちにも、嬉しいこと悲しいことがありまし
様々に振り返り、小さな館が結ぶ縁を改めて大切に思う年の瀬です
(下方)
☆今月号の内容***********************
◆お知らせ・催し物
◆2022年を振り返って
◆第10回寄贈品展「つなげていこう平和への願い」によせて
◆非文字史料の重要性◆第10回寄贈品展を参観して
◆50年を迎えた空襲被害者救済運動
◆選択授業「平和探究プロジェクト」の取り組み(続)
◆「ピースあいち」をゼミ学生と訪れて
◆ボランティア雑感◆戦争体験を伝えて
◆連載12「日本国憲法を学びなおす」
◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
◆所蔵品から◆
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◆お知らせ・催し物
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催し物
◆第10回寄贈品展「つなげていこう 平和への願い」
と き 開催中~2023年2月25日(土)
11:00~16:00(最終日は15:00まで
休館日 日・月曜日、
年末年始休館12月24日(土)~2023年1月4日(水)
ところ ピースあいち3階展示室
★関連イベント 「トーク・トーク「遺品と向き合う ということ」
2023年1月28日(土)13:30~15:00
ピースあいち1階 交流のひろば
ピースあいちの戦争を伝える取り組みを遺されたモノを
手にしたそれぞれのかかわりから語ります。
・ピースあいち資料班から
寄贈品の受け入れから保管、寄贈品展に向けた取り組み
など
・小澤美由紀さん (ピースあいち語り継ぎ手の会)
遺品と出合い語り継ぐ
「17歳で戦死した海軍上等兵だった大叔父の戦争」
・広中一成さん (愛知学院大学准教授)
日中戦争研究者。東三河を中心に戦争体験者のオーラル
ヒストリー聴き取りを行っている。小澤さんの大叔父の
遺品をいっしょに調べた。
*事前予約が必要です。 052-602-4222
(詳しくはHPをご覧ください)
お知らせ
★ピースあいちの会費やご寄付を、オンライン(クレジットカード
ご協力・ご支援いただけるようになりました。
https://congrant.com/project/p
★野間美喜子遺稿集『向日葵(ひまわり)は永遠(とわ)に 平和憲法一期生の八十年』
が刊行されました。
(↓詳しいお知らせ・これからの催しはこちらから)
https://peace-aichi.com/
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◆2022年を振り返って
ピースあいち事務局長 赤澤 ゆかり
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新型コロナ感染症への対応から始まった2022年の幕開けでした
2月24日、ロシアのウクライナへの軍事侵攻。「まさか私が生き
にこんなことが起きるとは」と、ボランティアや語り手さんの嘆き
えました。「どうして戦争が起きるのかを知りたくて」と来館され
増えたように思います…。
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆第10回寄贈品展「つなげていこう平和への願い」によせて
12月6日、オープニングイベントから
ボランティア(資料班) 川越 敏行
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12月6日、第10回寄贈品展が始まりました。当日、11時から
イベントが開かれ、寄贈してくださった4人の方々から、寄贈品に
るエピソードなどを話していただきました。今回はその様子をご紹
す…。
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆非文字史料の重要性◆第10回寄贈品展を参観して
愛知学院大学准教授 広中 一成
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12月6日、ピースあいちで第10回寄贈品展「つなげていこう平
が開幕した。私は初日に行われたオープニングイベントに参加し、
あと三階の会場全体に展示された計367点にのぼる寄贈品をじっ
して回った。歴史をたどるうえで必要となる史料は、大きく分けて
文字が記してある文字史料と、写真やポスター、当時の人が使用し
戦争体験者のインタビュー音声など、文字以外で表された非文字史
(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/pia
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◆50年を迎えた空襲被害者救済運動─民間人差別の裏にあるもの
全国空襲被害者連絡協議会運営委員 岩崎 建弥
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杉山千佐子さんは77年前の名古屋空襲で左目失明などの大けがを
戦後は国に見捨てられた民間空襲被害者の救済運動を立ち上げ、6
101歳で亡くなるまで運動の先頭に立ちました。運動はいまも続
今年で50年になります。節目に当たり、杉山さんが率いた全国戦
連絡会の会員だった私はじめ有志は、運動を振り返り杉山さんをし
集会を名古屋のホテルで開きました…。
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◆選択授業「平和探究プロジェクト」の取り組み(続)
クラーク記念国際高等学校名古屋キャンパス 横山 泰章
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本校の授業では、生徒が興味や関心を持ったことを主体的に学習で
「PBL」(問題解決型学習)を導入しています。今回は選択授業
探究プロジェクト」を紹介したいと思います。前半の授業(6月3
ピースあいちの見学や平和公園に遺る戦争のつめ痕をめぐるウォー
ツアーに参加しました。そして今回11月21日、後半の授業の目
「戦争体験者へのインタビュー」を実施しました…。
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◆「ピースあいち」をゼミ学生と訪れて
名古屋学院大学国際文化学部 佐竹 眞明
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初めてピースあいちを学生と一緒に訪れたのは2015年、集団的
悪法が通ってしまった年のことだ。それから7年経って、ウクライ
ロシアが侵略した年に再び訪れた。学校教育の場で残り少なくなっ
生存者の声を聴かせてもらいたい。その思いで10月26日ピース
訪れた。訪問した7人から3人の感想を送る…。
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◆ボランティア雑感◆戦争体験を伝えて
ボランティア 小野田 孝子
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ピースあいちとの関りは、今から5年前の開館10周年の時に戦争
募集のことを知り、そこで私自身の体験について応募致しました。
運営ボランティアや語り手の他にもピースあいち朗読グループ「オ
の会」にも所属しています….
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◆連載12「日本国憲法を学びなおす」◆
小さな島国の宝物~日本国憲法の話をしよう。その5 (2003年)
野間 美喜子
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ロシアのウクライナ侵攻には、NATOという軍事同盟の在り方が
っています。同盟の加盟国を増やして主導権を握ろうとする動きは
陣営の反発を招き、平和ではなく戦争を呼び込んでしまったように
す。2003年に書かれたこの原稿は、時代が違っても「軍事ブロ
は平和を作らない」という点で、現在に通じます。
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◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
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平和への活動をする人たちを見て、自分は聞くだけではなく、自分
の活動をして平和とはどういう事かを伝えようと思った。(14歳
(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/pi
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◆所蔵品から◆資料ナンバー9870 MM式日支事変種紙3 復刻版 の話
資料班
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開催中の「第10回寄贈品展 つなげていこう平和への願い」で展示してい
る資料からご紹介します。
「MM式日支事変種紙3」、日光写真に使われる原紙の復刻版です
満州事変の後、中国で戦う日本軍の兵士の絵柄です。どんな絵がで
か、画像を加工して白黒を逆にしたものもご覧いただきます。
(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/pi
詳しい画像はこちらからどうぞ。
https://peace-aichi.com/pdf/20
ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどう
https://peace-aichi.com/object
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