企画展「地図と写真で見る名古屋と戦争」(2023/3/7~5/6)
2023.03.01
明治から昭和にかけて発行された市販の名古屋市街図を見ていくと、陸軍施設や兵器工場の拡大する様子を見ることができます。
ところがある時から、それらの施設や工場が地図から消えてしまいます。地形図に至っては、陸軍施設と兵器工場のあった場所が市街地として描かれています。正確さを優先させてきた地図から事実が消され、地形図が「改描」された背景には戦時下の地図の作成・発行に関する法令がありました。
一方、地図から消えた陸軍施設・兵器工場の正確な地図が米軍によって作成され、実際の空襲目標として爆撃を受けます。
米国立公文書館所蔵の名古屋空襲前と空襲後の米軍撮影空中写真、国会図書館蔵GHQ職員モージャー氏が撮影した占領下の名古屋(カラースライド)、国立公文書館が公開する史料などを展示します。
●展示内容●
1.地図で見る名古屋城郭の変遷
2.拡大する名古屋の陸軍施設・兵器工場
3.地図から消された軍事施設と兵器工場
4.「改描」された地形図-軍事保護法改正
5.米軍作成の地図と軍事施設、そして名古屋は
軍事秘密 陸軍参謀本部が作成した「幻の地図」
◇写真で見る名古屋の焼け跡と復興
開催期間 | 2023年3月7日(火) ~ 2023年5月6日(土) |
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開催場所 | 3階展示室 |
入場料 | 入館料でご覧いただけます。 |