ピースあいち・メールマガジン 第187号
2025.06.25
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ピースあいち・メールマガジン [第187号] 2025/6/25
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6月23日は「沖縄慰霊の日」でしたが、それに先立つ12日の朝
自民党・西田昌司参院議員の発言を深く考察した記事がありました
(6月12日朝日新聞『攻撃された住民目線の沖縄戦の教訓 歴史学者が
読む「ひめゆり」発言』)。西田発言が真に攻撃していたのは、ひ
り平和祈念資料館の個別の展示内容ではなく、沖縄の平和教育が示
きた住民目線の沖縄戦の教訓、すなわち、「軍隊は住民を守らなか
という事実の方だといいます。こうした教育は、有事のための改憲
指す自民党にとって非常に不都合で有害であるから変えなければな
いのに、ひめゆり学徒隊の生存者が伝え続けてきた事実が最も冷徹
れを教えているからこそ、名指しで攻撃のターゲットになったので
西田議員らは、「自分たちが納得できる歴史を作る」とも発言した
ですが、非常に恐ろしい言葉だと思います。ピースあいちの毎年の
企画展示は、こうした動きへの地道な抗いの証です。 (下方)
☆今月号の内容***********************
◆企画展「沖縄から平和を考える」によせて
◆夏の企画展「学び舎から戦場へ」ができるまで
◆1階展示「現代の戦争と平和」リニューアル
◆戦後80年、今思うこと◆「平常」が続く有難さ
◆戦後80年の今◆語り継ぎを振り返りながら思うこと
◆ピースあいちを見学して
◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
◆所蔵品から◆
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◆お知らせ・催し物
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催し物
◆企画展「沖縄から平和を考える─沖縄の基地問題は私たちの問題
と き 5月27日(火)~7月12日(土)
11:00~16:00(最終日は15:00まで)
ところ ピースあいち3階展示室・プチギャラリー
◆ドキュメンタリー「戦後80年 東山ゾウ物語」上映会
椙山女学園大学栃窪ゼミの学生が、戦後80年に身近な出来事から
平和の大切さや命の尊さを映像で訴えたいと企画・製作しました。
と き 7月5日(土)14:00~15:00
ところ ピースあいち1階交流のひろば
ドキュメンタリー上映(25分)制作にあたっての学生からのメ
◆夏企画1
企画展「学び舎から戦場へ」
「愛知一中予科練総決起事件」「学徒出陣」「特攻」をテーマに
学び舎がどのようにその姿を変えていったのか、
と き 7月22日(火)~9月13日(土)
11:00~16:00(最終日は15:00まで)
休館日 日・月曜日。
ところ ピースあいち3階展示室
入館料 大人300円/小中高生100円
★関連イベント1
朗読劇「嵐の後に」トークイベント
と き 7月26日(土)13:30~14:30
ところ ピースあいち1階交流のひろば
定 員 50名(要電話予約 052-602-4222)
お 話 馬場 豊さん
愛知一中予科練総決起事件をモチーフに朗読劇を構成した
馬場豊さんが、劇を創り上げるまでのエピソードを語る。
★関連イベント2
「特攻」講演会
と き 8月23日(土)13:30~15:00
ところ ピースあいち1階交流のひろば
定 員 50名(要電話予約 052-602-4222)
お 話 加藤 拓さん(中日新聞社記者)
特攻とは何だったのか。『「特攻のメカニズム」』の著者が
取材を通して考えてきたことを語る。
◆夏企画2
企画展「戦後80年 戦争を語り継ぐ─語り事業のあゆみ・これから」
2007年の開館当時から始まったピースあいちの戦争体験の語り
始まりから語り手の紹介、語り継ぎ手の紹介、そして戦争体験継承
今後について展示します。
70余人の戦争体験者の語り映像を1階・2階の映像コーナーでご
と き 7月22日(火)~9月13日(土)
11:00~16:00(最終日は15:00まで)
休館日 日・月曜日。
ところ ピースあいち3階展示室
入館料 大人300円/小中高生100円
◆ピースあいち2025年夏・戦争体験を聴くシリーズ
と き 8月1日(金)~8月15日(金)(日・月曜を除く11回)
いずれの日も14:00~15:00
ところ ピースあいち1階交流のひろば
*日ごとの「語り手・語り内容」はHPでご確認ください。
参加費 無料(但し入館料 大人300円/小中高生100円が必要です。)
★愛知サマーセミナー、あいち平和のための戦争展に参加します。
★ピースあいち活動を支えていただく会員大募集中!!
正会員 年6000円(入館料年間無料のパスポート券あり。但し特別展は
賛助会員 年3000円(入館ご招待券年2枚。寄付控除の対象となります)
★ピースあいちへのご寄付は寄付控除の対象となります。
郵便振り込み 払込取扱票(払込料金ピースあいち負担)
記号番号 00830‐8‐13084
加入者名 特定非営利活動法人 平和のための戦争メモリアルセンター
オンライン(クレジットカード)決算でもご協力・ご支援いただけ
https://congrant.com/project/p
(↓詳しいお知らせ・これからの催しはこちらから)
https://peace-aichi.com/
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◆企画展「沖縄から平和を考える」によせて◆近年の動向を振り返
ボランティア 東村 岳史
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私が沖縄の特別展に関わるようになって数年がたちます。当初は第
大戦末期の凄惨な地上戦の経験がどのように記録・継承されてきた
沖縄の日本「復帰」前後の歩みと合わせて紹介する、といったよう
縄での出来事を中心に展示を構成してきたように思います。それが
に軸足を「本土」側に移し、日本の軍備増強の進捗をお伝えするこ
比重を置かざるをえなくなってきました…。
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http://www.peace-aichi.com/pia
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◆夏の企画展「学び舎から戦場へ」ができるまで
ボランティア 近藤 世津子
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初めてそれを見たのはいつのことだったか。制服姿の学生が雨の中
している。観客席には多くの女子学生。1943年10月21日の
会」のモノクロ映像はそれ以後も記憶の片隅にずっと張り付いてい
っかけは、2023年秋の東京外国語大学祭で企画のひとつの「戦
を見たことだった。…こんな展示ができたら」と漠然と思ったのだ
れがピースあいちの「戦後80年プロジェクト」として実現するこ
…。
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◆1階展示「現代の戦争と平和」リニューアル◆2012年以降の
運営委員 吉岡 由紀夫
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2007年にピースあいちが開館し、1階に「現代の戦争と平和」
ーが設置されました。2012年に更新が行われましたので、今回
ーアルの取り組みは13年ぶりでした。、完成目標は開館18周年
まつり(2025年5月3日)とし、ピースあいち戦後80年事業
の一つと位置付けて取り組んできました…。
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◆戦後80年、今思うこと◆「平常」が続く有難さ
ピースあいち語り手の会 松下 哲子
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昭和20年の8月15日を、私は疎開先の平壌で迎えた。昼間のラ
日本の敗戦を知らされ、茫然とするしかない私たちの耳に当日の夜
て響いたのは、35年にも及ぶ日本の植民地支配からの解放を喜ぶ
人々の歓声と、ひっきりなしに打ち上げられる花火の音だった。あ
から80年…。
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◆戦後80年の今◆語り継ぎを振り返りながら思うこと
語り継ぎボランティア 澁谷 美子
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私にとって青空の下での散歩中の深呼吸は、気持ち良く自然の中で
れていることを実感できる至福の瞬間です。80年前、戦争でこの
爆弾が落ちてきたこと、また現在はその危機感が増していること、
は起こり続けていることを思うと心の声が虚しく響きます…。
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◆ピースあいちを見学して
千秋病院介護事業部 谷口 薫
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2025年5月31日、医療法人尾張健友会の事務職員の企画で「
ばせないために戦争を知ろう!」をテーマに、ピースあいちを見学
いただきました。合計19名の事務系職員で参加させていただきま
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◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
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ひめゆり学徒隊や平和の礎だけではなく、琉球処分についてや当時
し、ハンセン病などに苦しめられた人々の様子などについて知るこ
きた…。
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◆所蔵品から◆資料ナンバー7732 新聞綴りより
毎日新聞1944年7月28日「学童の疎開先割当決る」の話 資料班
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今月は、昭和19年(1944年)7月28日の毎日新聞から学童
をご覧いただきます。
千種区 東区 北区 西区……と、区ごとに国民学校名・人数・疎開先が
書かれています。
子どもたちの行き先は愛知県・岐阜県・三重県の広い範囲にわたっ
(↓全文はこちら)
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詳しい画像はこちらからどうぞ。
https://peace-aichi.com/pdf/20
ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどう
https://peace-aichi.com/object
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