ピースあいち・メールマガジン 第173号

2024.04.25

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 ピースあいち・メールマガジン         [第173号]  2024/4/25
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夏の企画『マンガと戦争展』の準備で、「特攻」の本を読みました
有名な特攻兵器のひとつに「桜花」があります。大量の爆薬を積んで、
乗員ごと敵艦に体当たりする作戦に使われました。基地に帰還させ
必要がないので、機体には着陸装置がありません。このグロテスク
兵器を、よくも桜花と名付けたものです。人生これからという若い命に、
「“潔く”散って終われ」と命じた者たちを絶対許さない。
新緑の季節を迎えた今、改めてそう思いました。              (下方)

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☆今月号の内容
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今月号の内容
◆お知らせ・催し物
◆ピースあいち開館17周年に
◆2024年度沖縄展に寄せて
◆その地に行けばこそ◆ピースあいち訪問記
◆名古屋空襲から79年、空襲犠牲者追悼の夕べ◆3月23日
◆私がボランティアに参加したきっかけは
◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから 
◆所蔵品から◆

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◆お知らせ・催し物
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催し物
◆企画展「名古屋空襲を知るー平和の日制定に寄せて」
 と き  開催中~5月18日(土)
      11:00~16:00(最終日は15:00まで)
 ところ 3階展示室
   *パネル 「名古屋空襲を知る」
        「東邦高校平和の活動~紡がれた想い、紡ぐ想い~
   *空襲体験者のお話を聞いて描く東邦高校美術科生徒の作品展

◆開館17年 ピースまつり
 と き 5月4日(土)11:00~16:00
 17年前、2007年5月4日、みなさんのお力でピースあいちは開館しました。
 お誕生日を祝って1階交流のひろばではステージ企画を準備しています。
 この日は入館料無料です。展示をゆっくり見ていただき、ステージ企画を
 楽しんでいただけたらと思います。
  11:00~11:30 瀬戸「アンデスの風」によるフォクローレ曲をケーナ
          などで演奏
          コンドルは飛んでいく/リャキルナ/野に咲く/
          ひまわり/他
  11:30~12:00 展示ガイド 2階常設展
  13:30~14:00 ピースあいち「オリーブ」による朗読会
          子どもたちへ、今こそ伝える戦争/
          トットちゃんの15つぶのだいず/戦争をやめた人たち
  14:00~14:30 展示ガイド 3階企画展「名古屋空襲を知る」

◆絵画展「ウクライナの子どもたちが描いた絵~いま、戦時下からのメッセージ」
 と き  5月21日(火)~5月30日(木)
      11:00~16:00(最終日は15:00まで)
 ところ 3階展示室
 NPO法人チェルノブイリ救援・中部が現地パートナー団体の協力を得て、
 学校や絵画教室などに呼びかけて届いたウクライナの子どもたちの絵画展。
 2022年2月、ロシアがウクライナへ侵攻し2年が経ちます。
 戦下にある人々の命の重さ、心と体の痛みに思いを寄せ、
 一日も早く平和の日々が来ることを願い開催します。
 協力:NPO法人チェルノブイリ救援・中部

◆企画展「沖縄から平和を考える~辺野古の海は今」
 と き 6月4日(火)~7月13日(土)
     11:00~16:00(最終日は15:00まで)
 ところ 3階展示室

 *2階プチギャラリー 「沖縄戦を語り継ぐ:自治体の取り組み」

 ★「沖縄慰霊の日」イベント 「映画とトーク」(入館料でご覧いただけます)
   と き  6月23日(日)13:30~16:30 開館・開場13:00
   ところ  1階交流のひろば
   トーク:阪井芳貴さん(名古屋市立大学名誉教授)
       「戦中最後の沖縄県知事・島田叡(あきら)について」
   映 画:「島守の塔」(130分) 
    *上映会終了後、沖縄展を観覧できます。(16:30終了)   
    *電話予約が必要です。(定員先着50名)⇒TEL.052-602-4222

お知らせ

★ピースあいちの会費やご寄付を、オンライン(クレジットカード)決済で
ご協力・ご支援いただけます。
https://congrant.com/project/peaceaichi/3911

(↓詳しいお知らせ・これからの催しはこちらから)
https://peace-aichi.com/

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◆ピースあいち開館17周年に◆「ピースあいちは永遠に不滅です
                     運営委員  河原 忠弘
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2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルが崩壊するのを
TV放映で観た。直腸がん手術2か月後の病床中であった。復職したがすでに
高齢者入りしていて、半人前の生活であった。5年経ち体は回復し
「卒業」免状の授与を期待していたら、「御用」の声がかかった。転移
肝がんが見つかったのだ。すぐに手術をうけたが余生は1000日と自分できめ、
「環境か平和に」役立つことをしておきたいと考えた。2007年2月、
ピースあいちのボランティアに「合格」し、5月の開館から仲間に入れて
もらった。以来6200日、5000日以上余分に生き延びれたことになる…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-6.html

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◆2024年度沖縄展に寄せて
               名古屋市立大学名誉教授  阪井 芳貴
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この4月11日に、防衛大臣は沖縄県うるま市での自衛隊訓練場新設を断念
したと、市民へのおわびかたがた表明しました。土地取得などの予算措置
がされた後での白紙撤回は、ある意味、画期的ではありましたが、一方で
沖縄県内に自衛隊訓練場を新設する計画自体は撤回されていません
今年度の沖縄展では、改めて辺野古新基地建設の問題を正面から取り上げ
ます…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-7.html

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◆その地に行けばこそ◆ピースあいち訪問記
        ピース・フィロソフィーセンター代表  乗松 聡子
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その地の戦争記憶とは、やはりその地に行ってみてこそ実感として感じ
取れる。3月28日のピースあいちへの訪問でそう感じました。名古屋市は、
軍用機生産の拠点であったことから、63回も米軍の空襲を受け、8千人近
くの民間人が殺されたとのことです。娘と一緒に見学していて、声をかけ
られました。井戸早苗さんという、6歳で名古屋空襲を体験されたボラン
ティアの方でした…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-8.html

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◆名古屋空襲から79年、空襲犠牲者追悼の夕べ◆3月23日
                  ボランティア  小澤 美由紀 
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3月23日(土)小雨が降る中、ピースあいちにて「名古屋空襲から79年─
空襲犠牲者追悼の夕べ」が開催されました。第1部「語り継ぎ」で
石川薫さんが「杉山 千佐子さんの1945年3月25日の空襲体験~失ったもの
と未来へ伝えたいこと~」の語り継ぎを披露してくださいました。第2部は
平和地蔵さまの前でともし火法要…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-10.html

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◆私がボランティアに参加したきっかけは
                   ボランティア  山内 あおい 
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私がボランティアに参加したきっかけは、戦争体験者の話を直接聞くことが
できる最後の世代として、「やるべき事」をしたいと思ったからです。
戦争から目をそらすことが最近は多くあると思います。目を背けずに向き合い、
伝えられることがたくさんあると思います。この想いを次の世代に繋げていく
ことが私の「やるべき事」…。

(↓全文はこちら)
http://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-11.html

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◆今月のピースあいち◆来館者アンケートから
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名古屋が焼け野原になったから、今のこの広くて、新しい風景があるのか…
と複雑な気持ちになりました。日本軍が重慶で一般市民を無差別に殺した
(世界初)、という記載がとても印象的でした。アメリカ留学した時、
マレーシア人に「日本に侵略された」と聞くまで全く知らなかったので、
学校の歴史の授業だけ信じるのはよくないな、と思ったことを思い出しま
した。自分たちのあやまちを忘れることなく、次に生かして平和な世界に
したいです。また来ます。(27歳女性)

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-12.html

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◆所蔵品から◆
資料ナンバー7518その他 英語のキャプションがついた資料の話
                                    資料班
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2024年3月のピースあいち・メールマガジンでも紹介されていましたが、
2階の常設展パネルが英語で読めるようになりました。
パネルの文章だけではなく、展示されている実物資料のキャプション(説明
文)も英語化されました。
今月は、英語化チームの皆さんが労力をかけて作成した英語キャプションが、
「資料を英語でどう説明しているか」を見ていきます。

(↓全文はこちら)
https://www.peace-aichi.com/piace_aichi/202404/vol_173-5.html

詳しい画像はこちらからどうぞ。
https://peace-aichi.com/pdf/20240423_exhibition-english.pdf

ピースあいちウェブサイトの、所蔵品の紹介のページからも、
バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどうぞ。
https://peace-aichi.com/objects/

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