今月のピースあいち◆来館者アンケートから
戦後80年の年が明けました。寒さが厳しい中、高知県や大阪・八尾市など遠方から、またイギリス、台湾など海外の方のご来館も…。アンケートを読ませていただいていると、戦争と平和を考える場としての資料館の大切さ、役割をあらためて思います。今年もよろしくお願いします。
息子に戦争と平和について考える機会を、と思い来館しました。2階の展示はルビがあまりなく小学3年生には難しいかなあと思いましたが、紙芝居映像や絵本、1階の動物園の展示で、思うところがあったようです。(43歳・息子9歳)
ピースあいちのことは以前から知っていましたが、今回初めて来たのは、友人からの葉書に、寄贈品展にお父様のものが展示されているとの添え書きがあったからです。いろいろな物が保管されていたことで当時の様子が伝えられ、人々の思いを少しでも感じることができると思います。私の父も満州に行ったということは聞いたことがあり、その頃の写真も実家にあったのを思い出しました。今はとにかく戦争は絶対いや!戦争につながることには反対しなければという思いです。(74歳)
貴重な展示物や年表、図表、写真、文章などを見て知ることのできる良き資料館だと思いました。今後も多くの人々が気軽に立ち寄れる場が継続されることを願います。(53歳)
全体を通して、市民の視線で戦争の全体像がすごく充実した内容で描けていると思いました。それぞれのコーナーにおいて、検証された事実が詳細に展示解説されています。戦争そのもの、国民生活など戦争になるとどうなるかということが具体的に示されていて、歴史の教訓として学ぶことができます。近年公立の平和を冠する資料館などでは、加害についての展示・解説がほとんどなくなる中で、しっかりと加害の事実を伝えていることもとても大事なことです。東アジアの人々と共有できる歴史像の構築が求められる今、まさに理想的な展示だと思いました。これからも素晴らしい展示・解説を続けてください。(68歳)
東京大空襲の資料館へ行き、ここを教えていただきました。全国の戦争関連資料館へ足を運んできましたが、731部隊や慰安婦について説明されている資料館はほとんどありませんでした。この資料館が「予算の都合」で見送られたことは大変残念に思いましたが、民間だからこその展示とも言えますので、ささやかでも維持に協力したいと思いました。今の日本は戦前の空気と似たものを感じます。平和教育とはどういうことか、私も自分にできることをしたいと思いました。(37歳)
初めて訪ねました。大へん立派な施設と展示でおどろきました。今後とも市民のための市民の展示めざしてご奮闘ください。(80歳)
戦争の話を聞いたのは学生以来です。こういう場に来ないとなかなか触れ合うことができないような…と思うと、このような場所に足を運んでお話をきくことも大事だなと思いました。戦争について今一度考えなおすよい機会になりました。(30歳)
県内にこういった施設があることを知らなかったので、来れて良かったです。小学校で教員をしているので、平和教育に生かしていきたいです。このピースあいちの存在が多くの方に知られるとよいと思います。(42歳)
一度行きたいと思っていました。名古屋に転居したので思いきってきました。(77歳)
父の海軍と同じ写真を見て、亡くなった父のことを思い出されました。現在の平和な今は、なんと幸せなんだと思い知らされました。(81歳)