今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 今年もあとわずかです。今年は高校生たちの長年の運動が実を結び「なごや平和の日」が制定され、10月には、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が2024年ノーベル平和賞受賞というとてもうれしい年となりました。小中学校など団体来館も増えてきています。この一年、たくさんのアンケートを寄せていただき、大きな励ましをいただきました。ありがとうございました。

遠い昔の話という認識でしたが、今回、展示品や当時のお話を聞けて、そう古ぼけた話ではないように感じました。貴重な体験となりました。古ぼけたなんて失礼だと思いますが、でも私にとっては古い出来事です。50年以上も前の出来事です。だけど、どんなに古くても忘れちゃいけない記憶です。だからこそ、これからも伝えていかなくてはいけないと思います。もちろん私たちも伝える努力をします。これからもよろしくお願いします。(20歳女性)

寄贈させていただいた資料をていねいに整理・展示していただき、ありがとうございました。戦争を実際に体験された方が少なくなっているからこそ、戦時資料をみて平和の大切さを実感してもらいたいと改めて感じました。(69歳男性)

岐阜県の小さな村で「ボランティア夢風船」の仲間に入れてもらい20年になります。20年前に「戦争とふるさと」という朗読会を村内で開催したのをきっかけにして、「戦争」とか広島・長崎の原爆に興味を持つことができています。来年は戦後80年でまた朗読会を企画しています。初めてピースあいちに来館しましたが、タイミング良く寄贈者の方の話が聞けて心に残りました。展示物からも伝わることはありますが、やはり関係の方の言葉は耳に残り、このことを来れなかった人に語りたいと思いました。(76歳女性)

私の知らなかった戦争の事実をたくさん知ることができました。2階の展示コーナーでは目を背けてはならない戦争の現実(写真)を映しており、涙が出ました。「平和」について、深く考えることができる施設です。またじっくり見にきます。(20歳男性)

初めて戦争についていろいろ知れました。展示物やしりょうがとてもていねいにおかれていて分かりやすかったです。説明もとても分かりやすかったです。(12歳女性)

分からなかったこと、気になっていたことなど、たくさんの説明をきくことができ、とても勉強になりました。また、戦争がどんなものか大体は知っていましたが、私が全く知らなかった出来事があり、もっと戦争について考えてみたいという気持ちが生まれました。(13歳女性)

戦争はなくならないと思っていたけれど、軍隊をもっていない国があったり、戦争はだめだと思ってる国もあって、このピースあいちに来て、戦争に対してもっと関心がわきました。(13歳女性)

日本は被害を受けただけでなく、中国などの国に被害を与えている。自分の悲しみやつらさを伝えることも大切だが、行動のあやまちなどを認める必要があると思った。(12歳男性)

当時の日本国民に伝えられていなかったものなど、いろいろな資料があり、とても感心した。また行く機会があれば、もっとじっくり資料を見たいと思った。(12歳男性)

日本も戦争の被害国の一つであるが、加害国だったことも忘れてはいけない。戦争は何も生まない。誰かが悲しんだり、今もなお苦しんでいる。世界がずっと平和でありますように。(18歳女性)

戦争は人の笑顔も何も生まないので、ウクライナの戦争など、世界の争いがいちはやくなくなっていくといいなと思いました。戦争で人が幸せになることはないと思いました。(16歳女性)

孫を連れてくるべきだと思った。たくさんの資料や手紙、本など見ごたえがあった。人もいなく静かでじっくり一つひとつていねいに見ることができた。平和な時代だからこそ、このピースあいちの資料館は価値があると思った。(75歳女性)

とてもわかりやすい展示の仕方で内容も充実しており、すばらしかったです。子どもたちにぜひみせたいです。「ぞうれっしゃ」の本が好きで来ました。これからの発展を期待しています。(51歳女性)

年に3回以上、企画展等の案内チラシなどを見ると出掛けてきます。ピースあいちに来て第二次世界大戦は日本が始めた戦争である事を知りました。資源のない国が資源を求めて平和に暮らしている人々を恐怖におとしいれて、資源や人々の命をうばっている。戦争は破壊しかない。何も生み出さない。現在もウクライナとソ連、パレスチナ等の戦争終わりがない。制裁せず、復興支援で戦争を終わらせることはできないのか。平和を祈って折り鶴をつくりました。(76歳女性)

父は上海陸戦隊の兵士でした。軍服にゲートルを巻いた白黒の写真を覚えています。父は戦地の話をしなかったです。戦地にいた者、当時にいた方たちにしかわかりえない、つらく苦しい時間を父は苦悶していたのでしょう。(68歳男性)

初めてピースあいちに来て、戦争体験を直接聞くことができたり、戦争中の資料をみたりできて、自分の知らなかった日本の状況や世の中の状況を知ることができたので、とても貴重な時間になりました。(19歳女性)

戦争体験をスライドを見ながらわかりやすく教えていただき、名古屋の空襲についてとても理解が深まった。戦争当時のものが展示されていたが、その中に「戦時中のカルタ」を見つけた。その内容を見ると戦争についてのことが多く書かれていて、子どもの遊び道具から戦争への協力心を植え付けていたのだと感じた。後世の人に語り継ぐためにも、戦争の事実を記憶して正しい歴史を伝えたい。(19歳男性)

常設展をしっかり見ることができた。地元で「9条の会」をしていて、隔月にするスタンディングアピールをいつも提案しています。今回ここにきて、改めて平和の大切さを学ぶことができました。岩田直樹さんの「希望を編みあわせる」という考え方に共鳴しました。(70歳男性)

戦争についてよく知ることができました。日本全体のことは教科書にのっているので知ることはできますが、私たちの住んでいる町の戦争の歴史の細かいところを、すばらしい展示で知らせてくれているので、とてもためになりました。「赤紙」など聞いたことはあるけど初めてみるもので、その時の状況が伝わってくる感じがしました。とても臨場感がありました。(45歳女性)

テレビ、映画では戦記物をよく見ますが、現実に展示物を見ると、よくこんな物資資源で戦争をしていたものだとおもいました。今ある平和を大事にして、戦争が残した教訓を伝える場として、この「ピースあいち」を残していってもらいたいです。(78歳男性)

今年から「岡崎空襲を記録する会」に入会しました。地元の空襲の記憶が消えずに次世代へひきつがれるよう望んでいます。それには、まず当時の状況(岡崎を含むこの地方の、国の、世界の)を学ばなくてはと思いお邪魔した次第です。圧倒されました。このように貴重な資料を集め、適切に管理され、わかりやすく展示していただけて、この活動にかかわる方々の思いの深さに触れた思いです。父(名古屋の空襲で罹災)、母(岡崎の空襲で罹災)、私(豊川海軍工廠跡地近くで勤務)のつながりが確認できた気がしています。今後の岡崎での活動にこの経験を活かしたいと思います。(68歳女性)