今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 夏休み初日から「宿題のために」と自転車で来館した中学校の生徒さん。その後も連日の中学生の来館に、ボランティアもとても元気をもらっています。閉館時間を過ぎても質問に答えるボランティアの姿も。「夏の戦争体験を聴くシリーズ」もお友だちや家族でご参加いただいています。

「マンガと戦争展」に興味があり訪れました。40年前、市内の図書館には『はだしのゲン』が置かれており、歯抜けて飛び飛びながらも同級生と夢中になって読みふけり、読み終えた後、原爆や戦争の恐ろしさを語りあいました。これからの子ども達にも知ってもらえるよう、戦争をテーマとしたマンガをピースあいちさんに置いていただけることをお願い申し上げます。(51歳女性)

リアルで貴重な資料ばかりで大変勉強になりました。見るのに勇気が必要なものもありますが、現実をみて、今後の平和学習につなげたいと思います。(20歳女性)

松本零士、ちばてつや、本宮ひろ志、里中満智子など、知っているマンガ家がこのような戦争についての作品(マンガ)を描いていることを知ることができてよかったです。(53歳)

私は仙台で生まれ育ちましたが、亡き母が名古屋出身で、勤労動員によっていくつかの軍需工場で働かされたことや、灯火管制、防空壕、そして母の住まいが3回も相次いで空襲にあって焼かれて、東区や中区を4か所も転々としたことなど、よく母から聞かされていました。それらの話をよりリアルに感じさせる資料や現物をここでいろいろ見ることができました。風船爆弾の製造、強制連行、慰安婦、南京大虐殺、731部隊、樺太棄民についても逃げずにごまかさずにしっかりふれられていて、よかったと思います。(64歳男性)

子どもが理解できる年齢になってきたため連れてきました。祖母の軍需工場での戦争体験、祖父のシベリア抑留からの帰還、いろいろなことからつながれてきた我が家、当時の子どもの体験したことを聞かせたいと思いまいりました。(42歳女性)

悲しい気持ちを通り越して、やるせない気持ちになった。だが勉強になりました。充実していて1日で読み切れないので、またの機会に来たいと思った。1階の動物の話でグッと来た。(31歳)

資料がよく整理されていて分かりやすい展示でした。各地の平和資料館のいくつかを見学し、「現代の戦争・紛争」「戦争中のアジアの被害」といった視点があまりないので残念でしたが、それらにもふれられているのが良かったです。(66歳女性)

戦争の映画をみることも、戦争のことを考えることも、自分の心が苦しくなるのでさけてきた状況がありますが、時代を考えると子どもたちにも再度しっかり伝えていかなければと思いました。(60歳女性)

私は大学の先生からピースあいちのことを聞き、それをきっかけに来館した。最初来た時、資料館をなぜここにしたのかよく分からなかった。地下鉄にも遠い、まわりもほとんど住宅地なので、何か違和感が出る。しかし、入館して1階の映像をみると、このきれいに整備された資料館がある女性の土地と1億円の寄付により建てられたと知って驚いた。1階は時間軸にたって、日本だけでなく世界中の戦争についてのことを記載して、実感しやすい写真もついている。2階でも名古屋空襲や15年戦争の間で起こった多くの事件について、物的証拠と証言があり、印象深いと感じた。戦争中の各地域、各国の人々の苦しみと痛みがそこでちくちくと来た。特に中国の留学生として、重慶や南京で起こった惨状を如実に伝えて、写真と記載が展示されていることに感動した。「見られている」と。そして私は外国人として、戦時や戦後で日本の人々に残した戦争の苦しみを見た。「戦争はみんなのための戦争ではないが、平和はみんなのための平和」だと思う。(21歳女性)

名古屋から広島の大学に来ていた学生さん(ピースあいちでボランティアをしていた)に聞いてきました。本日は、ヒロシマの体験をつなげる方のお話がきけたことも大変感動しましたが、他の展示の内容から多くのことを学ばせていただきました。(71歳女性)

近所に住んでいます。子どもが小さいころ数回訪れましたが、今回久しぶりに来ました。『はだしのゲン』は子どもに購入し、小さいころに読ませていました。戦争とまんががこのようにつながっているとは興味深かったです。講演会のお話もおもしろく聞かせていただきました。(48歳女性)

せんそうはやらないでほしい。ゾウがかわいそうだった。(6歳女性)

愛知で起こったことについて詳しく知ることができてよかったです。広島の平和記念館も豊富な資料があるところですが、こちらは大きな時代の流れとともに戦争と平和についてふれることができたように思います。(20歳女性)

子どもたちの夏休みの研究のため、何度か来ています。その度に戦争の恐さを感じます。なのに日常を過ごしていると、またその記憶が薄れていくのです。ピースあいちがあることが大切だと感じます。(47歳女性)

市民の方の手でこの場が創られ運営されていることに心から敬意を表します。様々な理由から戦争が無くならない現実にできることがある、それを教えていただきました。(54歳男性)

記録を残しておく意義を感じました。文字や持ち物、破片のむこうにあった命に思いを馳せ平和を祈りました。(62歳女性)

体験談はとても辛いものでした。バラバラになった死体など、現代に住む我々からしたら想像をはるかに超える現実でした。私が今まで出会ってきた、すれ違ってきたおじいさんやおばあさんの優しい笑顔の奥には、こんなに悲しい記憶があったのかと思うと、とても悲しくなりました。(47歳女性)

子どもと一緒に来ました。戦争について現実にあった事と思えない世代が増える中、写真や実際に使われていた物などが展示してあり、戦争の悲惨さを実感できた。(49歳女性)

愛知県での戦争の被害を初めて知り、驚きました。子ども達にも戦争がなぜいけないのか?を考えるよい機会を与えていただけたと思います。(49歳女性)

戦争というと長崎や広島の話題について取り上げられることが多いと思いますが、地域の戦時下について知る機会が少なかったので、深く知ることができました。名古屋は東京に次いで空襲が多かったことに驚きました。こちらの施設では日本が受けた戦争の被害だけでなく、日本が他国に行った加害についても知ることができました。慰安婦問題や南京大虐殺についても知らなければならないと感じました。(18歳女性)