今月のピースあいち◆来館者アンケートから
12日からはじまった企画展「名古屋空襲を知る」では、東邦高校の平和活動の紹介や同校美術科生徒の作品を展示しています。また2階のプチギャラリーでは、神丘中学の生徒の「未来へのメッセージ」を展示しています。若い方たちが、それぞれの感性で、「戦争って何だろう」「平和って何だろう」と真摯に向き合う姿が展示会場にあふれています。今回の来館者アンケートは、若いみなさんの想いをご紹介します。
いつも戦争ってこんな感じでしょ?ってきめつけていたが、ピースあいちに行ってからは、戦争ってこんなざんこくなものなんだと思った。これからは平和でいられるように、自分でなにかしようと思った。(12歳女性)
今回お話を聞かせていただいて、改めて戦争はとても恐ろしいものだと感じました。二度と戦争をしてはいけないという、みなさんの気持ちを感じました。ひいおばあちゃんが生きているので、こんど話を聞いてみたいと思います。(12歳女性)
戦争のことを授業でやったけど、「戦争体験の語り」を聞いて、より戦争のことがわかった。戦争で亡くなった人は、すごく苦しかっただろうし、生きのこれた人もすごく苦労したことがわかった。戦争がないことはすごい幸せ。これから先、ずっと戦争がない世界を歩みたいと思いました。(12歳女性)
平和であることは難しいと思った。同じくらいの年で戦争をけいけんした人はとてもこわかったろうと思った。戦争のことを知ることは大切だと思った。(12歳女性)
平和って口で言うのは簡単だけど、行動して実現することはすごく難しいことだと思った。昔のことに目を向けて考えてみることもすごく大切だと思った。(13歳女性)
戦争で亡くなった方々の写真があって、見てるだけでしんどくなるし、苦しくなる。戦争時代はざんこくだった。でもそこから戦争の無い、平和な世界を作って行くところが見れて勉強になりました。(12歳女性)
なぜ人間は戦争ばかりして平和をこわそうとするのかふしぎに思った。平和はあたり前ではないと思った。(12歳女性)
戦争は二度としてはいけないと思う。ロシアとウクライナの戦争だってそう。1秒でも早くおわりますように。そして一人でも多く生き残れますように。(12歳男性)
現代の物にあふれ便利になった生活に慣れてしまって、日常のありがたみや小さなことへの感謝の気持ちを大切にしないといけないなと感じました。娘と映画をみたことがきっかけでここを訪れてみました。子どもたちも何か感じてくれたらいいと思います。丁寧な説明もありがとうございました。(39歳女性)
貴重なお話を聞くことができてよかったです。学生にとっても私にとっても、大切な学びとなりました。共生や平和について、改めて考える良い機会となりました。(41歳男性)
かなり詳細に、そして客観性の高い展示でした。これだけの情報を収集することはとてつもない苦労がかかったと思います。(22歳女性)
ボランティアの方々の思いのつまった資料館に、考えさせられることがたくさんありました。詳しいご説明もいただき、戦時中の名古屋の様子、実態を知ることができました。(22歳女性)
近年、ロシアによるウクライナ侵攻など平和な状態をなくす国際情勢があるものの、日本では他人事のように扱われ、平和学習が学校でもあまり興味関心がもたれにくい。若者に、平和について考えることを自分事として捉えてもらうにはどうしたら良いか、私も考えていきたい。(21歳男性)
「今が戦後ではなくて、戦前かもしれない」という中学生の想い(2階プチギャラリーの展示)にはっとさせられました。(22歳女性)
いままで知らなかった、もしくは学ぶことがなかった戦争の一面を知ることができました。また、様々な公的文書やアーカイブを読み漁り、実際のデータや証拠に基づいて情報を伝える試みが非常にすてきだと思いました。戦争の現実から目をそらさず、私にできることを常に考え続けたいと思います。(21歳女性)
戦争にかかわる多くの資料を収集されていると聞き、うかがいました。地域の学校との連携なども多く行っていらっしゃる様子、館内資料からも知ることができました。地域に根ざした資料収集・公開・教育の機関として、さらに発展していくことを祈っています。(44歳男性)
克明に描かれた名古屋市を中心とした空襲図を見て慄然とし、知らないうちに涙しました。かつて住んでいた瑞穂区桜見町1丁目、幼なじみの居た昭和区広見町6丁目辺りが燃えていなかった事もはっきりと解りました。過去に催された展示を開催していただけたらと願います。(86歳男性)