今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

夏の企画展が始まりました。夏休みの初日には、中学生や高校生がお友達同士で、親子連れで、来てくださいました。打ち合わせで来館されたピースあいちの語り手は、「3階の展示にあるような社会の空気の中で、私は軍国少女になっていきました」と話されていました。

“プロパガンダ”の展示を見て、これは昔にあったことではなく、ウクライナ侵攻など現在に通じるところもあるように思え、いろいろ考えさせられました。これからの平和を願い、これからもピースあいちをおとずれたいと思います。(13歳、50歳の親子)

サイパン島20年以上在住です。こちらを新聞で知り、今回うかがいました。サイパンでは今も普通に戦争遺跡をまぢかに見ています。日本でもこんなに充実した展示物があることに感動しました。これからも長く続けていってください。(52歳女性)

“プロパガンダ”。最近よく耳・目にする言葉です。ポスター、標語、風呂敷、着物柄、ゲーム等、日常生活に必要とする品々に刷り込まれていたら、嫌でも戦争に向いていく。隣組等、お互いにスパイと扱われないように同じ行動をする恐ろしい生活を強いられる。このような事は2度と起こしてはいけない。早くプーチンの戦争が終わることを祈る。安倍さんの国葬には反対。良い面ばかりマスコミが挙げている。これもプロパガンダではないかと思う。(74歳女性)

学校やテレビでは見たことのない写真、動画などが見れました。中には怖いものも多くあったけど、戦争の服やガスマスクなどなかなか見れないものがあって、勉強になりました。また機会があったら来たいです。(14歳女性)

中日新聞に企画展のことが載っていたことが訪れるきっかけとなったのですが、新聞記事に書かれていたことより、とても貴重な資料ばかりで見ごたえがありました。特に2階では資料だけでなく、パネルの内容も、教科書や資料集などには載っていない、当時を生きていた人しか知らないようなことばかりで、もう一度ゆっくり見てみたいと思いました。(13歳女性)

学校ではあまりグロくない画像を見ているので、今日見てとても衝撃を受けました。まさかあんなに悲惨だとは思いませんでした。今もロシアやウクライナで戦いがおこっていますが、一日も早く世界に平和がおとずれることを願っています。(14歳女性)

突然始まったロシアとウクライナの戦争のように、第二次世界大戦当時の日本の人たちも巻き込まれていったことがよくわかった。社会の課題がここを訪れるきっかけとなったが、もう一度じっくり見たいと思うほど細かく書かれていた。私はもう二度とこんな思いをする人が現れないよう、普段からニュースなどを見て、しっかりと選挙で選びたいです。平和を願っています。(13歳女性)

昭和3年生まれの父は志願して海軍特攻隊に入りましたが、運よく生きながらえました。しかし、原爆投下の翌日に広島に行くなど、思い出したくないことがあるようでした。昭和4年生まれの母は、戦中の食糧難のため、戦後まもなく栄養失調で母と姉を亡くしました。両親ともに戦争のことはあまり語りたくないようでしたので、わずかな一人語りの言葉と、それぞれが他界した後に親戚から聞いたことです。戦争は伝えなければならない面と、本人が口を閉ざしたくなる面と両面あって、難しいと感じます。(63歳女性)

ロシア、ウクライナのことがあり、すごく身近に拝見させてもらい、戦争はしてはいけないとつくづく思いました。(75歳女性)

展示物がすばらしく、生々しい写真に深い悲しみと怒りがこみあげてきました。戦争は絶対あってはいけない。いつも思うのですが、特に今日はそう思いました。(56歳女性)

楽しいはずの「駅弁」でさえ「戦争」。学習で使う「えんぴつ」も「富国強兵」と書かれ、日常生活の全てが戦争につぎこまれていることが実感できた。(14歳女性)