今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 4月から新しい企画展「戦争とスポーツ」が始まりました。春の暖かな日々、戦争を体験された方、大学生、おじいちゃんと一緒に来館された中学生…それぞれの方からたくさんのメッセージをいただいています。

学校で習う以上のことをこのピースあいちでは教えていただき、今の日本では想像ができないようなものを見せていただきました。正直にいうと、私は学校の先生から写真を見せてもらったりしたことがありましたが、あまり実感がわかず、「過去にそんなことがあったんだ。」くらいしか思っていませんでした。今回、祖父がつれてきてくれて、私の価値観はかわりました。防空壕や焼夷弾、戦時中の家の中など、今では想像のつかないものに私はおどろきました。そして戦争の恐ろしさを知ったので、私はこの経験を忘れずに日々をすごそうと思いました。(15歳女性)

常設の展示だけでなく、定期的な企画展も非常に感銘を受けるものが多くいつも楽しみにしています。これらを支えられている運営スタッフ、ボランティアのみなさまに頭が下がる思いです。(61歳男性)

2階に展示の都築さんの絵がよかった。また見せてほしいと思いました。(80歳男性)

今、いやだなあ、つらいなあ、悲しいなあと思うことがあっても、戦争を体験している方々のほうがもっといやだなあって思うことがあると思います。平和を願って亡くなった方たちは苦しい思いもあったと思うし、戦争がもう二度とないようにと思ったと思う。私たちが今できることは平和を願い、主張し続けるしかないと思う。だから、全世界の人が平和を望み、戦争が起きない社会になっていけたらいいと思う。(12歳女性)

大津橋の愛知・名古屋 戦争に関する資料館に何度も行きましたが、ここは初めてです。意外と広くて驚きました。展示資料のお互い貸借はなさるのでしょうか。防空壕で蒸し焼きになった人々のピンク色の死体の山の絵は初めて見たので、一番印象的でした。(61歳女性)

戦争体験者としておじゃまする度に、今の平和に感謝し絶対に戦争はしてはならないといつも思います。今回の催事にあるような1945年3月12日の夜間空襲にて家を焼かれた被災者です。(90歳男性)

来てよかったです。戦争の記録や人の声を見てたくさん考えることができました。今の生活に感謝するだけでは、少し甘いと思うことができました。「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませんから」という言葉にすごくひきつけられました。絶対に繰り返してはいけない戦争を、改めて理解しました。戦争の悲惨さを忘れずに生かしていく一員となろうと思いました。(20歳女性)

なかなか戦争に関することにふれることなく生活を送っていることもあり、戦争などどこか他人事のように感じてしまっていることに気付かされた。平和とは何か、考えさせられ、失いたくないものを失う前に自分にできることは行動してみたいと思いました。(20歳男性)

両親が遺していた資料や書き置きから、父は陸軍造兵廠高蔵工場へ学徒動員されていたこと、母は自分が通う県一高等女学校が昭和20年3月の空襲により焼失し、その後岡山県に疎開したことなど知りました。そういったこともあり、今回のテーマに関心があり見学させていただきました。(67歳男性)

お友達と一緒に見学させていただきました。私も女学校のとき、工場に動員されて国のためにと働いてきました。「ほしがりません。勝つまでは」を信じて居りました。大勢の方が戦争のため亡くなられました。二度とこんな戦争をやってはだめです。(95歳女性)

知らないことがあまりにも多すぎると、恥ずかしくなりました。まずはもっと勉強したいと思います。ボランティアの方々の努力、ご苦労に頭が下がります。平和であることはあたり前のことではないのですね。(72歳女性)

小生は、昭和7年生まれ(1932年)で、終戦の時は中学校一年生でした。1944年8月には、大成国民学校の六年生で、三重県の多度へ集団疎開で参りました。中日新聞に写真で紹介され、全国で一番早い疎開であると聞かされました。昭和20年の3月には当時の中区の家に卒業式のため、疎開先から帰っており、3月12日に空襲を受け、バケツを持って逃げまどいました。5月の名古屋城の焼失した様子もお堀端の家からただただ呆然とながめていました。語りつくせない多くの思い出があります。また寄させていただきます。(88歳男性)

戦争の歴史や怖さを体験談のパネルや写真から知ることができました。B29のプラモデルがあったり、より戦争や戦争下の暮らしがどうであったのかが誰にでもわかるように展示されていた。(21歳女性)

2階の亡くなった方々の写真は、目をそむけたくなりましたが、あれが戦争の現実ですね。対照的に3階の戦後の人々の写真(アメリカ人カメラマンが撮影したもの)では、人々のたくましさを感じました。これからの若い人々に伝えられるといいなと思います。(57歳女性)

個人の献金で創設され、ボランティアによる運営、に興味を持って訪れました。資料館、博物館が“平和”をテーマに掲げる意味を感じました。困難な事業に対する熱意を応援していきたいと存じます。(61歳女性)

2階の展示で、“10年で飛行機を戦争の道具に変えた”ことを知り、ハッとしました。今もAIが進化し続けており、あっという間に日常生活に溶け込んでいます。物は使いようだということを忘れないようにしたいです。(21歳女性)