2020 ピースあいち子ども企画展「戦争の中の子どもたち」「戦争と動物たち」(2020/10/6~11/28)

2020.08.14

日本が、中国と戦争を始めたのは今から89年前、やがてアメリカ・イギリスなどとも戦争を始め、終わったのは今から75年前でした。およそ15年もの長い間、日本は戦争をしていたのです。その頃の子どもたちは、どんな暮らしをしていたのでしょうか。また、身近な動物たちも犠牲になりました。

 

<戦争の中の子どもたち>

 戦時下での子どもたちの生活をパネルと当時の遊び道具や生活用品、疎開した子どもたちが作ったカルタなど実物資料で紹介します。
 今回は、「特別展示」として愛知県碧南市市史資料調査室が収蔵している「めんこ」の中から、昭和初期から戦時中、戦後(昭和20年代)の「めんこ」をお借りして展示します。めんこの図柄も時代の動きを敏感に反映しています。
 2020年6月23日、沖縄全戦没者追悼式で、首里高校3年生の生徒が朗読した平和の詩「あなたがあの時」も紹介します。

 

<戦争と動物たち>

Ⅰ 「ゾウを守った東山動物園」
 戦争末期、ほとんどの動物園では、動物たちが軍の命令で殺されていきました。しかし、名古屋・東山動物園のゾウ、マカニーとエルドは、当時の北王園長らの必死の努力で生き延びることができました。戦後、日本でたった2 頭になったゾウを見ようと全国各地から子どもたちが「ぞうれっしゃ」に乗って名古屋にやってきました。この史実を東山動物園開園から紹介します。

Ⅱ 「戦時下の動物たち」
  動物園の動物たちだけではなく、犬や猫など身近な動物たちも殺され、毛皮や食用にされました。子どもたちはウサギを飼育しました。戦場に送られた馬やハトはどうなったのでしょう。実物資料とともに展示します。

 

開催期間 2020年10月6日(火) ~ 2020年11月28日(土)
開催場所 3階展示室
入場料 大人300円 小中高生100円
関連企画 秋の朗読会
朗読の会「オリーブ」
11月3日(火) 14:00~15:00
1階交流のひろば
定員25名 要予約 入館料のみ
その他 ・最終日は午後3時まで
・新型コロナ感染拡大等による状況によっては、臨時休館または展示内容等の変更、「秋の朗読会」を中止することがあります。