子ども企画展「戦争の中の子どもたち」と「戦争と動物たち」展  (2018/1/24~2/17)

2017.09.05

 

先の戦争で、子どもたちは次の日本を担う「少国民(しょうこくみん)」といわれ、戦争に協力させられました。

 

 <戦争の中の子どもたち>

ピースあいちが所蔵する実物資料やパネル展示を通して、戦時下の子どもたちのくらしや学校教育の様子を紹介します。主なパネル展示は、「教科書」「運動会・学芸会・修学旅行」「防空演習」「学童疎開」「勤労動員・勤労奉仕」「孤児になった子どもたち」など20点。絵日記や「戦時中の子どもたちのくらし」を描いた児童画(複製)も展示します。
また、子どもたちの「平和のメッセージ」として、今回は、沖縄戦の犠牲者の冥福を祈る「慰霊の日」追悼式(2017年6月23日)で、沖縄の高校生が朗読した「平和の詩」を紹介しています。

 

<戦争と動物たち>

Ⅰ 「ゾウを守った東山動物園」
戦争末期、ほとんどの動物園では、動物たちが軍の命令で殺されていきました。しかし、名古屋・東山動物園のゾウ、マカニーとエルドは、当時の北王園長らの必死の努力で生き延びることができました。戦後、日本でたった2 頭になったゾウを見ようと全国各地から子どもたちが「ぞうれっしゃ」に乗って名古屋にやってきました。この史実を東山動物園開園から紹介しています。

Ⅱ 「戦時下の動物たち」
 動物園の動物たちだけではなく、犬や猫など身近な動物たちも殺され、毛皮や食用にされました。子どもたちはウサギを飼育しました。戦場に送られた馬やハトはどうなったのでしょう。実物資料とともに展示しています。

開催期間 2018年1月24日(水) ~ 2018年2月17日(土)
開催場所 3階展示室
入場料 入館料でご覧いただけます。