所蔵品から● 資料ナンバー7390 「通信訓練必携」の話       資料班



 モールス信号に、興味はありませんか。
覚えて、使ってみたいと思ったりしませんか。

 モールス信号の覚え方が、「通信訓練必携」に載っています。 手旗信号の出し方も、載っています。(モールス信号も手旗信号も、日本語版の信号が載っています。)
 モールス信号は、アルファベットの信号のA・B・C・…を、イロハの順に当てはめたので、仮名の文字と信号の間に意味のある繋がりはありません。

 モールス信号について、説明した方がいいでしょうか?
音や光や電波のオンとオフで、文字や記号をあらわして、通信するのですけど。
短い点と長い点を組み合わせて使います。(「トン」(-)と「ツー」(―)です)
 で、この「通信訓練必携」には、語呂合わせの覚え方が載っているのです。今の言葉づかいでは、違和感があるものもありますが、なんかこれなら覚えられそう、という気分になります。ヒアリングというか、信号を読む技術は、別に練習する必要がありそうですが。

 手旗信号は、旗を持った腕を使って片仮名を描くのが基本です。
左手に白い旗、右手に赤い旗です。
たとえば「イ」なら、左手を斜め上に、右手を斜め下にして、「/」の形を作り、そのあと左手を下に、右手を上にして「|」を作ります。
「ロ」だと、右手を上に左手を真横に伸ばして、「L」のような形にした後、左手を下、右手を横にして「L」をひっくり返したような形を作り、合わせて「ロ」の、四角い形とするようです。


ピースあいちホームページの「収蔵品の紹介」に、画像を載せてみます。詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。画像を載せるのがうまくいかないかもしれません。その場合はご容赦ください。(ホームページの収蔵品の紹介のコーナーは、資料班が更新しております。)次回までには何とかします。