大きな舞台で朗読会開催◆あいち平和のための戦争展で
ピースあいち朗読の会「オリーブ」

                                           

 

 「あいち平和のための戦争展」が8月15日から18日、矢田市民ギャラリー、東文化小劇場で開催されました。ピースあいちは名古屋空襲のパネル展示と、ピースステージに出演しました。

 ピースあいち朗読の会「オリーブ」は、ピースあいちで運営をになうボランティアが「戦争の体験談や文学作品の中から平和が大切であることを人の声で伝えたい」と集まって、2016年6月から活動を始めました。月1回集まり練習を重ね、ピースあいちで開催される企画展の関連イベントや5月のピースまつりなどで日ごろの成果を発表してきました。

 今回は、以前から8月に取り組んでみたいとみんなで話し合っていた「峠三吉・原爆詩集」。オリーブのメンバーでシャンソン歌手としてもステージをこなしている荻野克典さんの歌とあわせて、ピースコンサート「朗読と歌のステージ」として発表することになりました。

朗読は、“ちちをかえせ ははをかえせ…にんげんをかえせ…”と連なる『序』から始まり、それに続く様々なテーマで綴られる原爆詩集の詩篇から構成し、メンバー7人(伊藤真利、大島ゆかり、荻野克典、小野田孝子、高野桂子、田島美代子、東野裕子)が読み上げました。
歌のステージは「愛と平和の心をうたう」と題し、「鶴」「群青」など4曲をきとうひかるさんのピアノ伴奏で荻野克典さんがうたいました。

 出演したオリーブのみなさんからは「いつもはピースあいちを会場に朗読をしているけど、文化小劇場という大きな会場は初めて。どうなることかと不安だった。前日の下見、当日のリハーサルでもまだまだ不安。でも本番になったらたくさんのお客様を前にみんないつも以上に力が入って…。楽しかったです。私たち、本番に強い!」と。

〇参加していただいた方からはたくさんの「大変よかった」のお声と感想をいただきました。

久しぶりに原爆のことを考える機会になりました。痛ましい記憶を忘れてはいけないと思いました。

心がこもった朗読で、胸にしみました。峠三吉の詩に心の底から共鳴しました。

一人ひとり詩にあった読み方がよかった。ガザとウクライナにつながりました。

臨場感があり、広島訪問を想い出させてくれた。「詩と朗読」の力を感じました。さらにグレードアップされる事を期待致します。

とても感動しました。心をいっぱい込めて読んでくださいましたこと。詩の心を、ヒロシマの深い悲しみと、大きな優しさを、改めて感じることができました。

朗読だけのステージでなく、熱唱された歌と組み合わせ、心に届きました。

「群青」が素晴らしかった。反戦の気持ちが伝わりました。ピアノ伴奏も素敵。

「泣く友を見る」初めて聞いた曲、感動しました。

素晴らしいハイバリトンと美しい音色のコラボ、選曲も良く短い時間でしたが、楽しい一時をありがとう。



 この秋、朗読会を開催します。ぜひお聴きください。

◆子ども展関連企画◆ピースあいち朗読の会・オリーブ
   秋の朗読会
 と き 10月26日(土)14:00~15:00 / ところ ピースあいち1階交流のひろば
 参加費 入館料でご参加いただけます /要予約 ☎052‐602-4222(定員50名)
   『すずばあちゃんのおくりもの』 最上一平
   『おかあさんのいのり』 武鹿悦子
   『おしっこぼうや』 ウラジーミルラドゥンスキー
   『1つの花』 今西祐行
   『ムツと私』 大和田啓子
   他