ボランティア雑感◆中国からの留学生
ボランティア 尤 玉蘭(ヨウ・イーラン)
卒論準備のため宮原館長にインタビュー
皆さん、こんにちは。私は中国から来た交換留学生の尤玉蘭です。戦争と平和の資料館「ピースあいち」でボランティア活動を行うことができ、大変嬉しく思っています。最も残念なのは、この素晴らしい資料館を知るのが遅かったことです。もっと早くに知っていれば、より多くの充実した時間をここで過ごすことができたのにと思う。
この資料館は、博物館に興味を持っている大学の英語の先生から紹介してもらった。初めてこの資料館を訪れた時には、その展示内容に大変驚いた。なぜなら、ほかの資料館と違い、ピースあいちは日中戦争や南京事件、慰安婦問題などの敏感なテーマをありのまま展示しているからである。日本の歴史教科書ではこうした内容が少ないが、ピースあいちの取り組みは非常に価値があると感じていた。これらの敏感なテーマについて曖昧な表し方にせず、非常に客観的かつ事実に基づいて述べられている。そのため、その姿勢に強く共感していた。
その後、館内でボランティアを募集しているチラシを見つけ、すぐに和子さんにピースあいちのボランティアになったら、どんな要求があるのかを聞いた。和子さんは、特別な要求はないって答えてくれて、非常に嬉しかった。毎週火曜日に、ピースあいちのボランティアとして活動することを決めた。
7月から6回目のボランティア活動を通じて、多くのことを学んだ。私より人生経験が豊富な多くのボランティア方々と出会い、交流を深める中で、日本と中国についての意見を交換し、お互いの考えを理解できるようになった。日本では、これほど優しく取り扱ってくれて心が癒された。
また、館長とのインタビューを通じて多くの話を聞き、資料をいただき、多くのことを学んだ。学芸員の岡村さんにも名古屋の戦争博物館について詳しく説明していただき、多くの資料をもらい、心から感謝している。和子さん、桑原さんをはじめ、優しくて知識や経験が豊富な方々と出会えたことも大変幸運だった。皆さんから多くのことを教えていただき、深く感動した。
さらに、私は初めて戦争と平和に関する漫画展の展示に携わり、皆さんとともにその展開に少しだけ貢献できたことを嬉しく思う。また、その展示を見学し、これほど多くの戦争と平和に関する漫画が存在することに驚いた。
特に、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』という漫画が一番印象に残った。この作品は、戦争の悲惨さと平和の大切さを深く伝えていて、非常に感動した。今、私たちは平和な世界で暮らせることが本当に幸せなことだと感じている。そのため、今の平和な生活を大切にし、今後、平和の世界に何か貢献ができればいいと強く思っている。