今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 2023年もあとわずか。ピースあいちは23日から冬季休館です。今月は関西方面から大学のゼミの学習や団体でのご来館がありました。愛知県の平和支援事業など、学校へ出向いて戦争体験をお話する語り手・語り継ぎ手の派遣も多い月でした。今年1年たくさんの方にご来館いただき、アンケートだけでなく、ボランティアへのお声がけなどたくさんの励ましをいただきありがとうございました。来年もまたご来館お待ちしています。

今年5月に父の遺品をお持ちしました時、時間をかけて一つひとつていねいに話を聞いてくださり、心を込めて受けとってくださったことに深く感動しました。今日オープニングでお話する機会を与えていただき、心から感謝しています。父も母もどんなにか喜んでいることと思います。展示されている品々を見て、どれほど時間をかけ、心と労力を注いで一つひとつを展示してくださったことか、と思い涙が出ました。他の皆さんのお話をお聞きすることもでき、深く心に残りました。これからも多くの方がピースあいちさんを訪れ、特に若い方たちが戦争とはどういうものなのか知っていただくよう願っています。(67歳女性)

このピースあいちが市民によって管理・運営されていることがすごいなと思った。3階の寄贈品展、市民からの寄贈で集められたとは思えないほどたくさんの寄贈があってビックリした。特攻隊の辞世の一句が印象的だった。(22歳男性)

寄贈品展オープニングに参加しました。大事な事なので、またこういうスピーチをしていただきたいと思います(会期は2月24日まであるので)。特に細井博充氏のお話は、目の前に映像が浮かぶくらいリアルでふるえました。こんな思いを人間は二度としてはいけないと思いました。(69歳女性)

寄贈品展では、物の展示に加えて横に解説の紙があったので、より詳細にその展示について理解することができました。(22歳女性)

ガイドの方の“歴史を客観的に見る必要がある“という言葉が心に響きました。日本は被害者であると同時に加害者であることを再認識しました。(22歳男性)

様々な資料がありましたが、初めて見る展示品がありました。空襲の時に爆弾とともにアメリカ軍がビラを落としていたり、市民に対しても国に対しても降伏を迫っていたことを知りました。空襲中の実際の声・体験談―リアルな状況が伝わり勉強になりました。日本も戦争への危機感を高めるべきだと思います。被害を与え、被害を受けた日本の歴史を多くの人がもっと学ぶ機会を持つべきだと思います。(22歳女性)

中野見夫さんの戦争体験はすごく印象に残った。戦争についての体験談だけでなく、人生の教訓などもお話しいただき、貴重な機会になった。展示では、2階の壁の戦時下の写真が印象に残っている。大学の展示などでは死者の写真などがあまりなかったので、戦争の怖さを実感できたとともに、日本だけが被害を受けたのではなく、日本も加害者であることをあらためて感じた。(22歳女性)

中野見夫さんのお話を聞いて、これからの人生を懸命に生きようと思いました。平和とは何か、豊かさとは、戦争をおこさないことはなどを大前提とし、差別や環境問題など様々なことに目を向けていきたいと感じました。また、近年、死体の写真など生々しい展示が無くなっていますが、“実際見て感じること”が大切だと感じるため、“原爆の死”“沖縄の死”などの展示は継続してほしいと思いました。私の子孫にも継続的にこの戦争を学び、繰り返させないように教訓を得てほしいと思います。(22歳女性)

下の娘(小6)とはじめて訪れました。夫の仕事の関係で2018年から3年間韓国ソウルに住んでいたので、下の娘にとっては韓国で目にした戦跡や戦争に関する情報、日本に対する歴史感情が心に刻まれ、“戦争観”となっています。今夏、名古屋市政資料館にて「名古屋における戦争」についての資料を見、少しずつ日本視点の戦争についても学んでいます。中学進学に向けさらに史実を学んで、共に考えていきたいです。(50歳女性)

戦争の現実を総論として聞くより、一個人のエピソードに触れる方が強烈に印象に残る気がします。新聞に橋本克己さんの満州での体験のエピソードが載っているのを見て来館しましたが、なんとご本人様が来館されており、ご本人直々に話を伺うことができ、貴重な時間を得ました。(53歳女性)

学校のレポートのために見学させていただいていたのですが、偶然橋本克己さんのお話を聞くことができて本当にうれしく思いました。また、職員の方にも親切にしていただいたので、とても感謝しています。(19歳女性)

館内に所狭しと多くのものが展示されていて、たくさんの人の戦争に対する辛い気持ちや、平和への祈りを感じることができました。(22歳女性)

戦争の悲惨さや、平和の尊さを様々な資料を通して知ることができました。一宮の空襲による被害は、中学の頃に社会科の教師を通じて話を聞いていましたが、当時の証言や写真を通して、とても悲惨な状況であったと感じました。(21歳男性)

名古屋空襲という学校ではあまり学ばないようなことを学ぶことができました。戦時中の子どものくらしは「全て戦争のため」という感じがして、なかなか辛かった。(21歳男性)

愛知県の戦争についてあまり知らなかったので、勉強になりました。資料だけでなく戦争体験記から、改めて戦争の悲惨さを実感させられました。(21歳女性)

2階の1/3ほどしか見ることができませんでしたが、とても勉強になり、知らないことがたくさんありおもしろくも感じました。興味を持ってネットで調べたり、教科書や本で読むのと違い、資料や現物などを見ながら読むことができて、分かりやすく、とてもためになりました。高校時代の先生の話が出て驚きました。(37歳男性)

展示説明の英語化に取り組んでのイベントに参加して、日本語資料の英訳が難しいことは予想がつきましたが、具体的な指摘をお聞きして、そのご苦労に驚きました。(66歳男性)

ピースあいちの国際化に必要なことは言語の充実も重要でもあるが、他国から来た人と交流することも必要であると、このイベントを通じて学ぶことができました。(18歳女性)

やさしい日本語で!というのがとてもよいと思いました。展示ガイドのQRコードも体験しました。とてもよかったです。やさしいひらがなだけの日本語バージョンもあるといいなと思います。ここまで尽力された方々に敬意を表します。(54歳女性)