今月のピースあいち◆来館者アンケートから
あの暑い暑い夏の日々がウソのように10月に入ると肌寒さを感じます。10月3日からは企画展「戦争の中の子どもたち」が始まっています。コロナ禍で途絶えていた中学生の団体来館も少しずつ増えてきています。県下の小学校・中学校への語り手派遣事業も始まりました。
戦争に対してごまかすような表現をせず、真正面から写真や体験者の証言をのせていたのが印象的でした。また、名古屋や愛知の被害のみでなく、全国の被害や戦争前後の国内外の流れについて詳しく述べられていたので、とても分かりやすかったです・(20歳男性)
学校では広島のことしか教えてもらってないけど、名古屋でも大きなくうしゅうがあったことをはじめてしりました。来てよかったなと思いました。(11歳女性)
戦争のこわさ、また戦争はすべての人を不幸にすると、語り手の方のお話を聞いてあらためて感じました。このことを次の世代に語り続けていくことが、私たちにできるひとつなのではと思います。(55歳女性)
愛知県内の実際の戦争の被害を見て、歴史の教科書上での出来事が私の住んでいる愛知県内で起きていることが実感できて、当事者意識を持った。このような戦争がなぜ起き、どのような経過をたどったなど伝えなければ、戦争は再び起きてしまう。戦争を起こさないためには、「伝承」が大切だと思った。(20歳)
戦争について今ちょうど授業で教えているところです。展示物等を見て、あらためて“戦争をしてはならない”、そしてそのことを生徒たちに伝えなければならないという思いが強くなりました。(41歳)
NHK名古屋の夕方のニュースで貴館の特別展を知りました。会報でもお知らせいただいておりましたが、ニュースが訪問動機でした。東山動物園の戦時中の話は、改めて当事者のご苦労を知り、殺された動物たちへの申し訳なさがこみ上げました。戦時中の疎開した子どもたち、満州から引き揚げた人々、そして親を失い孤児となった多くの幼い子どもたちの苦労は筆舌に尽くし難いものです。戦争は国が始め、命を失い、財産、家族を失うのは国民です。このたびの特別展、準備された皆様に感謝申し上げます。子や孫に伝えねばなりません。(72歳男性)
福岡出身です。小学校の修学旅行は長崎、中学校は広島。6月19日は福岡大空襲の日で平和授業、8月6日は出校日で平和授業。それが日本中、あたり前だと思っていました。しかし、子ども2人と愛知(豊田)に引っ越してきて、学校でそういった戦争を学ぶ機会がまったくないことを知り、大変おどろきました。学校が教えてくれないなら親が教えるのが使命と思い、子どもたちを広島や長崎につれていきました。今日ここに来て、戦争の歴史的な流れや原爆以外のこと、愛知県が体験したことなど、恥ずかしながら初めて知りました。これくらいの概要は大人がすらすらと子どもに話せないといけないなと思いました。次は大人になってしまった息子(20歳、18歳)と一緒に来ます。(46歳女性)
勉強になりました。特に加害の部分の写真はどうしても感情が騒ぎます。どうしてこんなことをしてしまったのか―――。この歴史をしっかり引きついでいかねばと、あらためて思いました。自分の人生と重なる資料がたくさんでした。(79歳女性)
8月15日前後になるとよくTVでも取り上げられた「ピースあいち」に初めて来ました。とてもていねいな展示で皆様方の熱意を感じました。平和を希求する熱い思いも感じました。(74歳女性)
テーマ別にきちんと整頓・展示されていること、3階建であること、いろいろ催しができるフロアーがあることなど、岐阜の資料館との違いを感じました。こうしてまとまって資料にふれると、戦争というものについて改めて深く認識させられました。
戦争被害・加害ともていねいに展示されていました。私の母も戦時中、女学生で名古屋の中央部に住んでいて、空襲に遭いました。母に聞いた話を思い浮かべていました。12月、岐阜で「ぞう列車がやってきた」のコンサートをします。(75歳女性)