夏の特別展「新美南吉の生きた時代―文学と戦争と平和」◆来館者アンケートから
新美南吉展、彼の生きざまに強く感動しました。戦争の恐ろしさを市民目線でとらえ、童話にしたためた、平和への思いが伝わりました。今なお、ウクライナをはじめ戦争・内戦が続いていて胸が痛みます。平和な世界は遠いのか?一人一人が何ができるのか?残された人生、この課題に少しでもすすんでいこうと思います。(73歳男性)
新美南吉の童話は知っていましたし、半田市へも行ったことがあります。けれども南吉の生きた時代での文学と戦争と平和については全然気がつきませんでした。今日会場をまわって思うには、とてもよい勉強ができました。「本当にここに来て、よく読んでよかった」が感想です。ありがとうございました。(83歳女性)
「新美南吉の生きた時代」年表
童話雑誌『赤い鳥』と、
南吉が童話に描いた「半田・岩滑」
新美南吉の生涯について知らないことをたくさん学ぶことができました。15年戦争については、まだまだ理解が不十分なところがあり、展示を通じて名古屋の空襲等教科書だけで知ることができない事実を知ることができて、もっと勉強したくなりました。史実のみならず当時の人々のくらしや思いについても、もっと理解を深めたいです。(37歳男性)
新美南吉展に興味があり、来館しました。半田の新美南吉記念館に以前行きましたが、今回の展示はさらに深く掘り下げられていました。南吉の書いた童話の内容が、育った環境に大きく影響されているにもかかわらず、明るい内容とやさしい眼差しがとても印象的でした。(67歳男性)
今回のピースあいちの特別展でいろいろなことがわかりました。例えば、新美南吉さんの激しい戦時の中でも本を書きたいという強い意志、自分が知らなかった南吉の物語とか知ることができました。(14歳男性)
「ごんぎつね」を読んだことがあり、絵本の中味に興味があったのですが、愛知(身近)の人であることや戦争と深く関係があったことを知り、おどろきました。小さな興味から足を運んだのですが、本当に来て良かったです。戦争のこと、私なりに考えていこうと思いました。(59歳女性)
勉強不足でした。新美南吉さんの作品はほとんど知って読んでいたのに、こんなに平和を願っていたとは!!「ひろったらっぱ」ぜひよんでみたくなりました。(70歳女性)
南吉の作品が掲載された
『赤い鳥』実物展示
「ひろったらっぱ」「てぶくろをかいに」
東京時代、南吉が見た
「戦争へ向かう時代」
改めて新美南吉の素晴らしい世界を知りました。(75歳男性)
南吉とその作品を戦争と平和というテーマで紹介していただきました。とても見応えがあり、南吉作品の見方も変わりました。新しい視点を提供していただき、ありがとうございました。(64歳男性)
近々、地域のコミセンで新美南吉の死や童話の朗読の発表をします。「ひろったラッパ」も朗読します。今日は「南吉の生きた時代」をじっくり見ることができました。表現の自由を制約された時代の中で、南吉は悩み苦しみながらも自分の思いを精一杯、表現していたことがよく分かりました。南吉の思いや願いをかみしめながら朗読しようと思います。(69歳女性)
新美南吉はいい。半田の記念館にも行ってきましたが、このようなコンパクトな展示で南吉のキモの部分を見せてもらえたのはありがたい。(65歳男性)
イラストを描かれた野村さんのイラスト制作にあたっての「対比」や「読み」を深める姿勢がお話の中からよく伝わってきて、南吉作品を再読したいという思いに駆られました。南吉の「非戦」の思想には揺れもあり、開戦時は情動に駆られる一面もあったとはいえ、それはそれで「弱さを持った人間らしさ」でもあります。本文を一部削除して出版した巽聖歌の姿勢とともに、今後も議論していくテーマでしょう。(67歳男性)
ピースあいち 南吉 童話の森
8月19日 好評だった
「作って鳴らそう『貝殻笛』」の制作
新美南吉のあたたかい作品が好きでこの企画を知り観に来ました。戦争の時代に抗いながら作られた作品はあまり知られていませんが、「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」のようにみんなに知ってほしいです。「新しい戦前」と言われる今、南吉のように心痛む児童文学者が現れることのないようにしたいです。(44歳女性)
毎年の8月、だんだんと遠い記憶になっていきますが、戦争があって多くの人々がしなくてもよい体験をしてしまったことを後世に伝えることはとても大切だと思います。平和を思い続け、とても深く考えなければならない時代の新美先生の思いもよく伝わりました。(61歳女性)
オリーブの会の新美南吉作品の朗読すばらしかったです。初めて知った作品もあり、よく知っている作品もあり…。読むのとは違う朗読(聴く)の良さが伝わってきました(60歳女性)