◆今月のピースあいち◆子どもたちの平和へのメッセージから
戦後78年目の夏。とても暑い日々ですが、たくさんの少年少女たちが来館し、「夏休みの宿題で」と熱心にメモを取っています。「夏の戦争体験を聴くシリーズ」もお友だちや家族でご参加いただいています。今月の来館者アンケートは子どもたちからいただいた「平和へのメッセージ」などから。
当時の新聞や写真を見て今までぼんやりしたイメージだった「戦争」がリアルなものになり、もし、自分が戦争を体験していたらと考えると、とてもこわいなと思いました。戦争のことをあまり考えたことがなかったけど、もう絶対にあってはならないなと感じました。社会の教科書にものってない人の戦争体験を聞いて、戦争ってやだなと思いました。戦争のことを忘れないようにしたいと思いました。(11歳)
「平和」ということはいざ聞かれるとすごく難しく考えてしまいます。しかし、私は「平和」とは自分の周りの人々や大切な人が笑ったり、幸せにくらしていくことができることだと思います。「平和」とは難しく考えず、私みたいに簡単に思いつくことが「平和」ということかなと思っています。(15歳)
人々が笑顔で平等な世界を作れるように、何か自分にできることがあればしたいなと思いました。(15歳)
二度と理不尽な理由で身体が傷つけられたり、命を奪われたりする人が出ませんように。この世界が保たれますように。(14歳女性)
世界から戦争や貧困問題がなくなる日がいつか来るように。私たちがそんな世界を作りたい。(14歳)
学校で習ったことは、起こった出来事だけでしたから、語り手のお話を聞いて、実際に体験した想いを初めて知ることができてよかったです。本当に戦争は恐ろしいものだと思いました。(20歳)
リアルな死体やむごい景色の写真を見たのははじめてだった。日本も相手国も同じくらいのかなしみを背負っていると思います。経験者の方々の体験談を胸に、今のウクライナ戦争に私は何ができるのか、を考えていこうと思いました。(16才)
新美南吉について知ってはいたけれど、戦争との関係については初めて知ることが多く、特に拾ったラッパが印象に残りました。東山動物園のゾウについても知れて良かったです。(16歳)
今日本で平和な生活ができるというのはとてもありがたく、すばらしいことなのだと再認識した。また、再び戦争を起こさないためにも、戦争による被害を次の世代につなげていかないといけないと思った。(16歳)
ますます平和が大切だという思いが強くなりました。(15歳)
私の曾祖母も満蒙開拓団の一員でした。直接話を聞くことができなかったので、今日のお話を聞いて、曾祖母の少女時代にちょっと触れることができてうれしかったです。「戦後」はまだ終わっていないという言葉が印象に残りました。(10代)
戦時中のいつ空しゅうが来るかわからない恐怖は想像もつかないと思いました。親が子どものために一人で逃げさせるのはとても苦しかったと思います。なかなかきけない戦争の話を聞けてよい経験になりました。(10代)
今まで名古屋の空しゅうのひどさを知らなくて、東京や沖縄の勉強しかしていませんでした。でも今日、名古屋が東京と同じくらいひどかったと聞いてびっくりしたし、自分がいつも住んでいるところなのでもっと勉強したいと思った。(10代)
戦争を体験した曽祖父が5年ほど前に亡くなってしまって、身近に戦争を体験した人がいなかったので、お話を聞ける機会があってよかったです。「生き残ったのは奇跡の連続」という言葉がとても心に残りました。(10代)
戦争中の体験を直接聞くのは初めてで、あらためて戦争が怖く恐ろしいものだと分かりました。小学生以前の記憶が鮮明に残っているくらい衝撃な体験だと感じました。(10代)