今月のピースあいち◆来館者アンケートから
7月1週目まで開催されていた「「沖縄から平和を考える~ウチナーとヤマトの架け橋に」は期間を通じ600名近くの方にご来館いただきました。6月11日の「沖縄スパイ戦史」の上映会、24日の「沖縄慰霊の日」講演会と沖縄戦の語り継ぎは満席のご来館でした。18日からは夏の特別展「新美南吉の生きた時代―文学と戦争と平和」が始まりました。
2回目の来館。とはいえ受ける衝撃は倍増する。この年齢まで生きてこれたしあわせは、これらの多くの犠牲のうえに成り立っていることを実感。戦なき世の中を願うこと大。国の方針の誤りなきことを願う。(88歳男性)
戦争が世界中から消えない、現在も一般人が犠牲となっている。なぜ人間は戦争をするのか?一度始めた戦争はなかなか止められず、大きな犠牲が繰り返される。絶対に始めてはいけない!と。始めることを止めないとダメ。常設展をみて、あらためて考えた。(70歳女性)
24日の阪井先生の講演、心に沁みました。すでに「戦中」ではないかと提起され、合点しました。人権と平和を基調とした日本国憲法下で、今ある現実(戦中)は重いです。でも、手にした憲法を基に反戦、沖縄を戦場にしないために心して生きていきます。服部忠一郎さんが語り継がれた比嘉さんの伝えたい思いをかみしめています。(73歳女性)
昨年沖縄に行きました。基地を見ました。辺野古岬で「沖縄を守れ」と叫びました。(男性)
旅行でしか知らなかった沖縄。沖縄の歴史、大変勉強になりました。知らないことばかりで…特に戦中の沖縄は知りませんでした。(女性)
沖縄の展示、愛知でこのようなイベントが開催されることに小さな希望を感じました。語り手から語り継ぎ手への移行も現実的に進めなければならない課題だと知りました。(35歳男性)
沖縄戦について詳しく知ることができました。沖縄慰霊の日がなぜ6月23日なのか、「集団自決」でなく「強制集団死」という言葉。教科書やテレビでは見たこともなかったので、こういう展示会は大切だなと改めて思いました。未来で同じようなことが起きないように、若い世代が悲惨さを学んで少しでも伝えていけたらと思います。(20歳女性)
「沖縄」の企画展を見に来ました。4月頃栄で南西諸島の軍事基地の写真展をみました。それに比べると最近の写真は少なかったものの、歴史的な経過が詳しく説明され、背景がよく分かりました。(68歳女性)
貴重な沖縄展を拝観し、改めて悲しみと怒りを覚えました。集団自決が正確な表現でなく「強制集団死」の表現に驚き、認識の甘さを反省しました。平和的な琉球大国が薩摩藩の武力による制圧を経て、これまでの沖縄の人々の辛酸は、あまりに過酷であると実感しました。この度の展示に関わられた方々に敬意を表し、次回の新美南吉展もぜひ拝観させて頂きたく存じます。(72歳男性)