ボランティア雑感 ◆私とピースあいち
ボランティア 東野 裕子

                                           
   

 コロナ禍の今、考えることは多い。私とピースあいちとの関わりについても、反省も含めこの年の瀬にいろいろ考えた。

 

 何気なくピースあいちのボランティアになり、気づけばいろんなことに参加させていただいている。まずは、「戦争と平和の資料館ピースあいちのボランティアをしています」と誇らしげに言いたい。しかし、現実の私はできてはいない。いつもピースあいちのチラシを置いてくださる南区の施設に持っていくチラシを、家人が見兼ねて持って行ってくれた。

 

 水曜日のボランティア当番。10年位前だったかAさんに誘っていただき第2と第4の水曜日の当番をしている。月1回しかできない月もあり、夕方仕事が入っていて3時で失礼するという褒められない当番スタイルである。

 

 来館の小・中学生への展示ガイド。子どもは大好きなので、ガイドは楽しい。人類の幸せのための飛行機の発明が、あっという間に空爆のための兵器に変わった。そのことを知ってほしい、考えてほしいと願う。ピースあいちに足を運んでくれた子どもたちに、何かのこるものを感じてほしい。展示物が難しい子には、平和の願いである折鶴を折って帰ることも意義があると思う。

展覧会場の様子1

ピースあいち「秋の朗読の会」(11月3日)で

 

 「朗読の会」と「語り継ぎボランティア」。Bさんの熱意あるお誘いで「ピースあいち朗読の会オリーブ」の末席を汚している。戦争体験はやっぱり語り継ぎたいと思う。10月から始まった「語り継ぎボランティア」の講座に興味を持ち、スタッフとして参加。これもまた、末席を汚そうとしている。

 

 平和とは。“平和”って何だろう?私が一番ぴったりしたのは、与那国島の安里有生君が書いた『へいわってすてきだね』の一文である。お友達と仲良し。家族が元気。笑顔で遊ぶ。与那国馬がヒヒーンと鳴く。みんなの心から平和が生まれる。
 いま私はピースあいちでいろんなことに参加しながら、立場の異なるいろんな相手への共感力を試される機会をもらっているのかもしれない。