今月のピースあいち◆来館者アンケートから

                                           
 

 コロナ禍の中で、今年も1年が過ぎようとしています。ご来館いただいたみなさんにも感染防止対策をご協力いただき、ありがとうございました。この1年、アンケートに記していただいた一枚一枚にたくさんの励ましをいただきました。来年もまたよろしくお願いします。

大変な熱意をもってピースあいちを運営維持されていること、展示内容からもよくわかりました。敗戦国であること、忘れることが美徳とされる国民性ではありますが、忘れてはいけないこと、伝えなければいけないことが戦争にはあると思います。ポーランドで聞いた言葉『許します。しかし忘れません』が思い出されます。(67歳男性)

転勤で広島に9年在住しておりました。原爆ドームは車で20分弱の安佐南区長束西。広島では子どもたちが1年に1回平和教育として原爆を投下された前後の暮らし、そして体験談を聞く教育があり、他県から引っ越ししてきた者としてはとてもびっくりしたのを覚えています。名古屋は空襲が多く模擬原爆弾・パンプキンを落とされていたと聞き、来場させていただきました。戦争中の苦労、どのような、窮屈で疑心暗鬼で隣人を見張る生活だったかと、残された手記を読ませていただいてわかりました。過去の資料より現実を教えていただき、人間の行動を学んで謙虚な気持ちを持って自分の周りにいる人から幸せの種をまきたい。遠くの国の人とも友だちになり、親しい友には親しみを持って関わっていける自分になりたいし、子どもにもそんな願いをもってお互いに育ちあっていきたいと思います(48歳女性)

戦争は恐ろしいという気持ちはだれでもある。この資料館で余すところなく知ることができ、人間の狂気と愚かさと人が人を支配して人類に悲劇を与えた悪魔の所業、ほんとうに理解に苦しむ。今の時代は贅沢と繁栄とおごりの中で生きていますが、新型コロナの災厄も戦争と同じようなもの。これも人類のおごりに対する神罰のような気がする。資料を拝見して身に沁みて、戦死された方のためにも、謙虚に生きなければと思う。若い人にぜひ見てほしい。(70歳男性)

私の父は戦死しました。私が4歳、弟が2歳の時終戦になり、母との苦労の人生が始まりました。父の写真が数枚残っているだけで父との思い出は何もないけれど、防空壕へ入ったりした記憶ははっきり残っています。今も世界のどこかで戦争が起き、不幸な子どもが生まれています。人はしあわせになるためにこの世に生を受けました。不幸せになるためではありません。痛感します。(79歳女性)

戦争が子どもの生活すべてをおおいつくして、戦争以外の生活を知らない子どもを育てていくことは本当に恐ろしい。自分の母親・父親がそうであったのだと胸が痛みました。今も日本はギリギリ。何とか孫たちを守らねばー。「めんこ」のお話ありがとうございました。(68歳女性)

初めてこちらにうかがいました。現代人にとって衝撃的な内容で、改めて戦争の悲惨さ、人間の愚かさを認識しました。この施設が永久に残り、後世の人に平和のありがたさを伝え続ける施設であることを心より祈ります。(28歳男性)

戦争について、これほど詳細に展示された資料館が名古屋にあることにおどろいています。あらためて戦争について考えることができました。(67歳男性)

戦争そのものが、特に愛知の戦時下について知ることができた。なぜ、愛知の被害が大きかったのかよくわかった。ぜひこれからもこの施設の存在を大切にしていきたい。(21歳女性)

今回も貴重な資料で細やかな展示、ありがとうございます。とても勉強になりました。国が子どもをあらゆる角度から洗脳する恐ろしさを生々しく感じました。絵本の展示(手にとってもよい展示)もありがたく見させてもらいました。少し遠いので、しょっちゅうは来られませんが、また学びに来させていただきたいと思います。(39歳女性)