ピースあいち「戦後75年プロジェクト」
   ―戦争体験集・映像アーカイブ・語り継ぎ手の育成を柱に
戦後75年プロジェクトチーム

                                           
 
展覧会場の様子1

 戦争と平和の資料館 ピースあいちは、開館当初から「戦争体験者の語り」を事業の一つとし、その証言を体験集やDVDに記録してきました。そして、2009年7月26日に「ピースあいち語り手の会」を、2017年9月23日に「戦争体験・語り継ぎ手の会」を発足させました。
 毎年開催する夏の「戦争体験を語るシリーズ(8月1日から15日)」、来館される学校・団体に対する語り事業、愛知県下の学校や各種団体への語り手派遣事業などを行い、2019年度は延べ93回、聴衆は総勢6000人を超えています。
 しかし、戦争体験者が高齢になるなか、そうした体験の記録保存、そして戦争体験を語り継いでいく「語り継ぎ手」の養成が急務となっていることを実感しています。
 2020年はアジア・太平洋戦争の終結から75年になります。これを契機に、ピースあいち「戦後75年プロジェクト」として、戦争体験の記録・保存・活用をさらに推進していくことにしました。「ピースあいち語り手の会」「戦争体験・語り継ぎ手の会」の皆さまのお力も借りながら進めていきます。
 ピースあいち「戦後75年プロジェクト」は3つの柱で取り組みます。

展覧会場の様子1

今まで発行してきた戦争体験集

1.体験談集の発行

 戦争体験を広く募集し、体験談集を発行します。
 ・募集期間は2020年12月31日まで。
 ・文字数は3000字以内。ご自身の戦争体験です。
 ・お名前、ご住所、連絡先を明記の上、メールまたは郵送でご応募ください。
 ・応募作品はお返ししません。体験談集掲載に際しては、事前にご連絡を差し上げます。掲載料、原稿料はありませんが、冊子を贈呈いたします。

2.戦争体験・映像アーカイブの整備

展覧会場の様子1

体験談を記録したDVD

 今まで記録してきた(約100本)、また新しく記録する戦争体験談の映像を広く活用できるよう編集し、同時に館内で自由に視聴できる映像アーカイブを整備します。
 今後3年間での達成を目標に、そのスタート年と位置づけてすでに作業を開始しています。映像編集のお手伝いをしてくださる方を募集しています。詳しくはお問合せください。

3.語り継ぎ手の育成

 戦後生まれの「戦争体験の語り継ぎ」希望者を新しく募集し、育成事業に着手します。現在、育成プログラムを検討中で、新型コロナウイルス感染の収束を待って、募集を開始する予定です。応募者は、研修終了後、「語り継ぎ手の会」に所属して活動します。語り継ぎにおいては、戦争体験映像を活用していきます。



◆問合せ先 戦争と平和の資料館 ピースあいち◆ 
     TEL/FAX:052-602-4222
     Mail: peace@key.ocn.ne.jp
     〒465-0091 名古屋市名東区よもぎ台2-820