◆ピースあいち「語り手の会」第11回例会開催される
運営委員 吉岡 由紀夫
6月24日(月)、「語り手の会」例会が会員・学生・関係者等30名の出席で行われました。
最初に今まで代表であった斎藤孝さんから挨拶があり、「子どもたちから“戦争はかっこいいと思っていたが、斎藤さんの話を聞いて、そうではないことが分かりました”と感想をいただき、“語り、伝える”大切さを感じている」と、これからも語りを続けるとの決意を述べられました。
新代表には、これまで事務局長であった竹川日出男さんが就任されました。
「語り手の会」例会
昨年1年間の語り手派遣事業は合計78回、対象者は5495人。内訳は平和学習支援事業10校、1020人。県・名古屋市夏休み特別企画8回、192人。ピースあいち団体見学者への語り。夏の戦争体験シリーズでの語り70回、4283人でした。
課題としては、会員(45名)が減少している中で、「直接戦争体験者の声が聞きたい。派遣してほしい」という要望に応えるためにも「語り継ぎ手の会」との連携と、「語り手」「語り継ぎ手」を増やすことが求められています。
会の活動を充実発展させるために、8人の事務局体制で行うことも報告されました。
会員の近況報告では、多くの会員が「自分たちが戦争体験したことを若い世代にもっと伝えたい」「語りをすることによって人生を豊かに過ごしている」と熱く語られました。
また、語りの進め方、方法等について、体験したことを紙芝居や映像・写真などパソコンを使って語っているなどの発言がありました。
語りでは、「現在の子どもたちと体験者のその時代の生活状況の違い」に留意するなど、工夫しながら語ることの必要性も情報交換しました。
約2時間の交流会でしたが、もっと話したい会員のために例会後、語り手の会、語り継ぎ手の会への意見・要望等を聞く時間を設定し、有意義な話し合いが行われました。