今月のピースあいち◆来館者アンケートより
「チラシをもらったので来ました」と開館と同時に来てくれたのは、多治見に住む友人。「お昼のニュースを見て母ととんできました」と大学生。展示開催当日からたくさんの方に来館いただいている「水木しげるの戦争と新聞報道」展。今年の夏もまた多くの出会いを楽しみにしています。
初めてうかがいました。戦争のことは知らないことが多く、幼少時に戦争体験を聴いても、幸せに暮らすことができている自分には想像しえない出来事ですが、水木さんの漫画、展示物、写真、衣服、パネルなどを通じて本当の戦争の姿を知ることができました。現実と報道の違いには落胆しますが、これが本当の日本の姿だったのだと感じました。(42歳女性)
戦争中の報道と戦果のいいかげんな内容と虚言にあらためて驚いた。今も変わってないかもしれない。戦死とは、敵の顔も見えない、餓死と水死、病死、爆死。武器で争ったなどは、わずかであろう。名誉の戦死、壮烈なる戦死は嘘。(73歳男性)
今日は、水木しげる展と長女の方の講演を聞きに来館しました。水木しげる氏のことは「ゲゲゲの鬼太郎」の作者という程度の知識で、戦争という印象はありませんでした。マンガのイメージも鬼太郎をはじめ、若干暗い感じを受けていたので、話の内容もそういう感じかなと思っていました。話がはじまると、まったく逆で、本人の明るい性格が原口さんから非常によく伝わってきました。でも、本当のところ南方戦線の悲惨な様子を違った意味で知るところとなりました。あの異常な困難な中で生き延びた水木氏の生命力と、戦友達の分まで生きようとした力がよく伝わってきました。(63歳男性)
水木先生の作品からも戦争のおろかさ、悲惨さが伝わり、絶対に起こしてはいけないと強く思いました。現政権のもと、少しずつ戦争に近づいているようで、不安を感じます。戦争を知らない若い人にこそ見てほしいと思いました。(61歳女性)
以前来館した際に、このアンケートに水木しげるさんの展示をしてほしい旨を記入したことがあり、本日はそれが実現してとても感動しました。原口尚子さんや山田昌さんのお話もとても面白く聞き、改めて「戦争」を次世代へも伝えなければと思いました。これからもこのような講演会を開催して頂きたい。(57歳男性)
そうですね。忘れてはいけないことですね。終戦記念日だけでなく、戦争の悲惨さは伝えていかないといとけない!今回は「水木しげる」さんにひかれてまいりました。(69歳女性)
水木しげるさんがどうして生還できたのか、戦場での様子を絵にしたり、記録に残したことで理解できた。体力とまれにみる楽天性と生きる情熱は絵とともに日々記録したことにより一層強くなっていったのかと思われる。戦地の悲惨さ、戦争のおろかさを若い人たちにも見学に来て学んでほしいと思います。(71歳女性)
戦争のこと知ってはいましたが、深く知らなく、知ることができました。水木先生の戦争の話とマンガ、迫力あって良かったです。これからも戦争のこと知りたいです。(37歳女性)
原口さんのお話を楽しみに来たのですが、すでに定員ということで、残念でした。このような施設がずっと続きますように、子どもたちにも伝わりますように、お願いします。(63歳女性)
好運にも戦地から帰還されたのは、人柄と生きて帰る信念!マンガからもよく分かったが、原口さんの話を聞いてうなずけた。(66歳男性)
今回初めてピースあいちにまいりました。大学時代、名古屋に住んでいたので土地勘はありました。水木氏の長女原口尚子さんの講演会に参加して、水木しげるさんの体験談を語っていただき、二等兵として歩んだ生々しい体験をマンガ家として生涯全うした人生に学ぶことだらけでした。今後これらのことを語って次世代へつなげていただきたいと思います。(40歳男性)
「水木しげる」の名にひかれ、来ました。戦争の真ん中で、生死のがけっぷちで生きぬいた人間の本当の姿を改めて知ることができました。今までも、絵画、映画、記録、体験者の「戦争」を通して知ることはたくさんあったと思います。しかし、水木マンガによる「戦争」と手記の展示にリアルさが伝わってきました。戦争はダメの気持ちを、深く、深く感じ取らせてもらいました。(70歳男性)
ゲゲゲの鬼太郎の漫画はよく知っていましたが、彼が実際に体験したさまざまな戦争に対する思いが伝わってきました。彼の画のストレートな戦争への怒りが真っすぐに伝わってきた。戦争の残酷さが目に見え、気分が悪くなりました。(74歳女性)
昭和の時代、各地で残酷な戦争が行われていたことを改めて感じた。戦場で亡くなった人の60%が餓死だったとのこと。現実とは思えない、胸がいっぱいになりました。(74歳女性)
水木しげる先生の作品に興味があったので初来館させていただきました。1階から3階までとても濃い展示内容でした。戦争を知る(体験している)人たちが高齢化しており、私も子どもたちも戦争を遠い昔のことのように感じることがあります。平和な日常がいかにあたりまえでないか、ありがたいことか、若い人たち、子どもたちにも知ってほしいし、伝える使命があると感じました。(53歳女性)
「水木しげるの戦争と新聞報道」がとても良かった。91歳で施設で生活している母親は、今でも名古屋空襲にあった話や着物を持ち農家へ食料を調達しに行ったことなどを話します。この戦争を忘れてはいけないと思います。(68歳女性)
子どもたちや若い人が訪れやすい工夫がたくさんあるとよいです。若い人がリピータで遊びに来られるように若い人ほど入場料を無料にするとか、スマホで館内の展示詳細を観れるようにするとか。大人目線でなく、子ども目線で将来のための役に立つ平和活動に努力してもらいたいです。(64歳男性)