第2回「学生の日」(6月30日)始末記
ボランティア 榊山 潤            

                                           
 

 2019年6月30日(日)、ピースあいち次世代交流チーム主催の日曜開館企画である「学生の日」が催されました。昨年11月に第1回を開催し、好評を得たこととチーム内でも継続の意思があったために、2度目の開催と相成ったものでした。
 ピースあいちを若い人に知ってもらうべく、中高大生に対して無料開放するとともに、気軽におしゃべりもできる場として、1階フロアに茶菓子を置いて交流スペースを作るという、前回と同じスタンスとしました、宣伝に関してもチラシを作るとともに、繋がりのある先生方に御協力をお願いし、事前に複数の学校の学生への周知にも取り組みました。
 また今回は3階展示室で開催されている「沖縄戦と子どもたち」展に合わせて、ワークシートの作成とコメントをいただいてのトークタイムも設け、企画展「沖縄戦と子どもたち」に取り組まれた名市大の阪井先生にご参加いただくこととなりました。

絵はがき

 ところが、折からの梅雨入りとそれに伴う天候不順によって、開催日は開館時刻頃から大雨となってしまい、期待した学生の来館ゼロという、予想外の展開になってしまいました。
 昨年の第一回も台風で順延した苦い経験もあり、冒頭「誰か雨男か雨女がいる」という冗談まで出るほどでしたが、最終的に来館者は有料12名、無料3名で物販ならびに寄付もいただけるという、総体的な結果は悪くないものとなりました。
 これは、学生はゼロだったものの、日曜日開館(通常料金で一般の方も利用可としたため)を当て込んで来館された方がいたことなどによります。いずれの方も熱心に展示を見られ、交流スペースで次世代交流チーム交えてのトークに華を咲かせ、また家族連れの方からは子ども向けガイドに高評価を得られるなど、当初の予測とは違いましたが、企画に関しては概ね好評をいただけたものと思います。

絵はがき

 

 第3回の開催は未定であるものの、チームとしては、今回も来館者には好評であり、今後の活動への弾みと自信がついたものであることに違いありません。日曜開館企画も含めて、今回の活動に刺激されて既に動き始めている企画もあります。
 また今回の企画を通して、ピースあいちの今後の課題などについても、改めて考えなおす機会を得た点も大きいです。来館者増への取り組みであったり、今後の平和教育のあり方であったりと、チームを含めた企画参加者にとっても有意義なものとなった点も見逃せません。
 今後も次世代チームの活動にご理解とご教示を、皆様方によろしくお願いいたします。