◆所蔵品から◆資料ナンバー6032その他 ガイドさんに人気の資料 の話 資料班 



 ピースあいち・メールマガジンの催し案内のページには
「ピースあいちでは、ピースあいち見学会ガイド案内(中略)を行っています。」 という案内があります。
(事前の予約が必要です。ピースあいち052-602-4222にお電話下さい。ホームページの「学校・団体来館申し込み」もご覧ください。)
 研修を受けたボランティアスタッフが、展示のガイドを行っています。
 展示してある資料をガイドの時にどのように活用しているのか、13人のガイドさんから話を聞くことができました。
 ピースあいち2階の常設展に出ている資料の中で、ガイドさんが、「これは説明したい」と思っている資料、来館してくださった皆さんの注目を浴びている資料は、どんなものでしょうか。

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展示「愛知県下の空襲」

 展示室の、最初のコーナーは「愛知県下の空襲」です。 来館者が最初に出会う資料は、爆弾の尾部と、焼夷弾の筒です。背景は、空襲を受けている名古屋の写真です。
 多くのガイドさんが、ここで、名古屋に空襲があった、という説明をします。
 自分たちの住んでいる街に爆弾が落ちたことがあると知って、びっくりする若い人もいるそうです。

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焼夷弾 焼夷弾のふた

 こちらも焼夷弾。空襲に使われた焼夷弾の実物です。油が入った筒が落ちてきて、火が広がる。展示されているのは燃えがらですけど。
 半円形のものは「ふた」と、説明にあります。これは、持ってみるととても重い。実際に持ち上げて、どのくらい重いのか感じてもらう、と話してくれたガイドさんが何人かいました。こんな重いのが屋根を突き破って落ちてくるのか、と、実感できそうです。

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穴のあいた天井

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こげた柱

 空襲と言えば、こちらもガイドさんに人気。展示室の最後、町屋のコーナーの「天井」と「柱」です。天井には穴が開いています。(写真で、白く見えているところです。)空襲で、できた穴です。柱は、黒く焦げています。柱と天井は、もともとは別々のお宅にあったものです。取り壊しや改築の時に、ピースあいちに寄贈されました。

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「あたらしい憲法のはなし」

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「戦陣訓」

 「戦争の全体像 15年戦争」のコーナーは、資料を使って説明をするところが少ない、という声を聞きました。でもこれは必ず説明する、と多くのガイドさんが言うのは、「あたらしい憲法のはなし」。
 「戦陣訓」(生きて虜囚の辱(はずかしめ)を受けず、という文句が有名です。)をとりあげるというガイドさんもいました。

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展示 代用品

 「戦時下の暮らし」コーナーからは、代用品。金属が不足して、陶器による代用品が使われていました。

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洗面器 紙製

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ヘルメット 紙製

 代用品と言えば、この2点も、子どもたちはびっくりするそうです。洗面器やヘルメットが、紙でできている!
 これらは、こわれたりはがれたりして、中身が見えてしまっているところに値打ちがある資料です。(でもこれ以上こわれないでね。)

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習字

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子どもの着物

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模擬銃 木製

 子どもに関連する資料ということで、習字や、子どもの着物(飛行機やラッパなど兵隊さんを思わせる柄です。)の説明をする、というガイドさんもいます。
 あとは、模擬銃。木製で、形だけ銃です。学校などでの訓練用です。触りたがる子どもも多いみたい。戦争をするために、殺し合いをするために、この銃で訓練していたのだということを子どもたちに伝える、というガイドさんもいました。




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http://peace-aichi.com/20140723_tenjigaido.pdf



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