◆所蔵品から◆資料ナンバー7735その他 100年前は大正3年 の話 資料班 



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勲章 裏面

 ピースあいち所蔵資料の勲章の中に、「自大正3年」「至大正9年」「文明擁護之大戦」「同盟及聯合国」という文字が入っているものがあります。大正3年って、西暦で何年なの?と、計算しました。
 1914年でした。「文明擁護之大戦」は、第1次世界大戦だったのです。分かった時には、かなりのすっきり感がありました。
 今年が2014年なので、1914年はちょうど100年前になります。

 「大正3年」等の文字のほかに、5枚の花びらの花が描かれています。まん中には地球のような丸。花びらには文字が入っていて、図のいちばん上の花びらには「日」で、そこから時計回りに「伊」「佛」(←仏)「英」「米」と、国名が入っています。また、花の下には小さく「其他」(←その他)と書かれています。


 
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勲章 表面

 「文明擁護之大戦」のメダルを裏返すと、反対の面は、古墳時代というか日本神話というか、の服装の人物像です。
 長い棒を体の前で持っています。よく見たら左手に近い側の端のところが少し幅広くなっているので、槍とか、矛(ほこ)みたいなものかもしれません。

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勲章 上:「大正三年乃至九年戦没」 下:「明治三七八年戦没」

 ほかにも勲章があったのでご紹介します。
 上は、「大正三年乃至九年戦没」「従軍記章」
 下は、「明治三七八年戦没」(←明治37年・38年)「従軍記章」と書かれています。
 明治37年は、大正3年のさらに10年前にあたります。つまり1904年。日露戦争の従軍記章です。

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勲章 上:昭和大禮記念章 下:紀元二千六百年祝典記念章

 昭和のもの2種類。
 昭和大禮(礼)記念章と、紀元二千六百年祝典記念章です。
 昭和天皇の即位のお祝いの時のと、紀元2600年(昭和15年)のお祝いの時のです。

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ピースあいち所蔵 原爆ドーム模型

 もうひとつ、100年前、というつながりでご紹介したいのがこちら。
 写真は、ピースあいち展示室にある原爆ドームの模型です。
 正確には100年前でなくて99年前になります。広島に広島県物産陳列館という名前の建物ができたのが、大正4年、1915年なのです。
 1945年に原子爆弾が落とされます。焼け残ったこの建物が原爆ドームと呼ばれるようになるのは、もう少し後からです。




詳しい画像はこちらからどうぞ。
http://www.peace-aichi.com/20140519_taishoukishou.pdf



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