◆所蔵品から◆ 資料ナンバー7136・7411 海軍のカンテラと自転車用ランプの話 資料班
上:カンテラ 下:表示板
夜が長い季節なので、あかりの話です。
ひとつめは、「大日本帝国海軍の軍艦と艦艇および陸上で使用されていたカンテラです(見本)」という説明つきで寄贈されたものです。
後ろを見ると「安全電気工業株式会社 角燈 昭和6年11月製造」の表示があります。
カンテラ 内部
向かって右の面が扉のように開いて、中はこんな感じ。
丸い鏡のような反射板が付いています。
箱型のところがオイルタンクです。
カンテラ 背面
背面から見てみましょう。
中央の金具はフックになっていて、壁に取り付けられます。下のほうには、先ほど紹介した製造元と製造年・月の書いてある札が見えます。
上部は、煙突というか、空気抜きになっています。
オイルタンク
オイルタンクを取り外してみました。
上のところをねじって開けると、中には黒くて平たいひものようなものが入っていました。
ろうそくの芯のような役割をするものです。てっぺんのスリット状のところから出して、火をつけます。
竹製ランプ
もうひとつ、あかりを紹介します。自転車用の竹製のランプです。
中は、ろうそくを固定するようになっています。
前面のガラスは、上にスライドすると取りはずせます。
ガラスを外して、見上げたところ。
前面の窓の上側。ろうそくの火でこげて黒くなっています。
この写真だと、こげて黒いのか影になっていて黒いのかよくわからないですけど。
乾燥のせいか、竹にはひびが入っています。ちょうどま後ろのところ。写真では、白く、背景が見えています。
横と、斜め後ろから見たところ。細長い部品が途中で折れたようになっています。
側面には空気穴があります。
背面の、自転車に取り付けるところの部品がこわれています。
詳しい画像はこちらからどうぞ。
http://peace-aichi.com/20121123_lantern.pdf
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http://www.peace-aichi.com/05_objects.html