所蔵品から 資料ナンバー7446 原爆ドームの模型の話 資料班


 
原爆ドームの模型

ピースあいち2階常設展示室 原爆ドーム模型

 今回ご紹介する資料は、2階展示室にある、鉄製の原爆ドームの模型です。

 原爆ドームは、広島市内にある建物です。1945年8月に広島に原子爆弾(原爆)が落とされました。この建物は爆発した原子爆弾のほぼ真下にありました。熱で溶かされ、爆風で吹き飛ばされてもドーム型の屋根の骨組みは残っていました。今でも破壊された姿のまま保存されています。周辺は、広島平和記念公園になっています。公園の中には、平和記念資料館もあります。

原爆ドーム模型


 この模型は、2008年の夏にピースあいちの「広島・長崎原爆ポスターパネル展」で展示され、その後寄贈を受けピースあいちの所蔵品となりました。現在は常設展の一部として2階で展示しています。
 資料、所蔵品というと、戦争当時の物(新聞や雑誌、生活用品、軍隊で使われていた物など)が中心なのですが、戦後に作られた「原爆ドーム模型」は、戦争当時の物とは資料としての性質がすこし違います。

原爆ドーム模型

 この模型が作られ、ピースあいちで展示されるまでの経緯が載っている新聞記事も一緒に展示しています。

原爆ドーム模型

原爆ドーム模型

 崩れた建物の内部や周辺には、がれきが散乱しています。人が倒れているところも表現されています。実物の原爆ドームは、川のそばにあります。模型では川は作られていませんが、川のある方の地面に、人がたくさん倒れています。


詳しい画像はこちらからどうぞ。新聞も読めます。
http://www.peace-aichi.com/20120722_genbakudome2.pdf

ピースあいちウェブサイトの、収蔵品の紹介のページからは、バックナンバーの関連画像が見られます。よかったらこちらもどうぞ。
http://www.peace-aichi.com/05_objects.html



爆心地で採取した器 外箱

爆心地で採取した器 外箱

 おまけ
 資料ナンバー7265 広島原爆被災食器
黒く焦げたようになっていたり、砂の粒が溶けて貼り付いたようになっていたり、表面がひび割れたりしています。

爆心地で採取した器

爆心地で採取した器

爆心地で採取した器

爆心地で採取した器

ちらし「各戸貯蓄計画樹立」

箱の詰め物として入っていたちらし

 おまけのおまけ
 資料ナンバー7266 ちらし
上の資料が入っていた木箱の底に、クッションの代わりに何枚か入っていたちらしです。